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月刊『国際労働運動』48頁(0460号05面01)(2015/01/01)


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●米・ミズーリ州はじめ各地で黒人暴動



 今年8月9日、18歳の黒人青年マイケル・ブラウンさんが米・ミズーリ州のファーガソンで警察官に射殺された事件で、同州の大陪審が24日、発砲した警察官を不起訴としたことに対し、全米120都市で暴動や抗議デモが起きた(写真①ファーガソン。写真②ワシントン)。丸腰の黒人青年に6発も銃弾を打ち込んで殺したこの事件をもみ消そうとする国家権力に対する激しい怒りが爆発したのだ。

●全米各地で看護師がストライキ



 11月11日から2日間、全米15以上の州で医療関係者のストライキが行われた(写真③④)。このストライキは医療従事者と地域社会がエボラ熱感染の危険から保護されていないことに対する怒りのストライキとして行われた。医療労働者を危険な感染地域に派遣しながら、エボラ熱感染に対する十分な教育や訓練が行われておらず、防護服などの装備も完備していないことに対する抗議のストライキだ。

●民主労総2014年労働者大会





 動労千葉訪韓団は韓国労働者との国際連帯の最重要の闘いとして11月9日から韓国民主労総2014年労働者大会に参加した。
 訪韓団は、9日午前には希望連帯C&M非正規支部が解雇撤回を要求して籠城している現場を激励訪問した(写真⑤)。また金属労組が開催した「セウォル号家族と金属労働者の一つの広場」にも参加し、怒りをともにした(写真⑥)。同日午後には、清渓川(チョンゲチョン)沿いの永豊(ヨンプン)文庫前から大学路(テハンノ)へ、3万人を超える大デモに合流した(写真⑦⑧)。午後4時からの全国労働者大会に参加した。10日午前には、動労千葉と動労水戸、動労西日本の動労総連合の労働者たちは龍山(ヨンサン)駅近くにある全国鉄道労組ソウル地方本部を訪問し、交流と団結を深めた。11日には、民主労総ソウル本部で韓日労働者理念交流が行われた。この3日間の闘いによって階級的労働運動の再生をかけた日韓の国際連帯は圧倒的に前進した。