■羅針盤 8・17集会の大成功から11月へ

月刊『国際労働運動』48頁(0456号01面01)(2014/09/01)


■羅針盤
 8・17集会の大成功から11月へ

(写真 イスラエルのガザ侵攻に抗議のデモ【8月9日 ロンドン】)

▼日帝・安倍政権は、戦争・改憲への労働者階級人民の怒りを踏みにじって、7月1日に集団的自衛権行使を閣議決定した。2011年「3・11」と2014年「7・1」は、これまでのすべてを根本から見直し、自らをラジカルにつくり上げていくことを求めている。
▼7・1閣議決定は、日本のみならず世界の労働者階級人民に対する戦争宣言である。いま世界の帝国主義間・大国間の勢力圏をめぐる対立が、世界中で領土紛争、資源争奪紛争として火を噴いている。帝国主義による長い戦争の歴史が、大恐慌と長期大不況化のもとで三たび世界戦争に向かうか否かの大転換点にある。安倍の7・1閣議決定は、この戦争に日帝・新自由主義自身が参戦する宣言に他ならない。安倍を突き動かしているものは、日帝・新自由主義の史上最大の危機、「帝国主義の最弱の環」としての崩壊的危機である。加えて3・11福島原発事故は日帝の体制転覆に必ず行き着く事態である。
▼他方では、国鉄決戦を軸として日本の階級的労働運動の再生と創造が力強く前進し、6・8国鉄闘争全国集会の地平までのぼりつめた。国鉄決戦と反原発決戦の力で日帝・新自由主義の攻撃の核心を打ち砕き、戦争・改憲と原発再稼働の安倍政権を打倒する闘いとして、一定の階級的勢力・陣形を蓄積し、連合・全労連の体制内ダラ幹指導部を打倒する労働組合をめぐる死闘戦で前進する歴史的趨勢を握りしめている。日帝・安倍は、階級的労働運動が一個の実力ある勢力として登場しつつあることに追いつめられ、墓穴を掘った。安倍を打倒することが日本革命に直結する。8・17集会の大成功の上に11月集会へ攻め登ろう。