■編集後記

月刊『国際労働運動』48頁(0455号09面01)(2014/07/01)


■編集後記

(裏表紙の写真  ロンドンのメーデーを闘うRMT【5月1日】)


 日帝・安倍の「戦後レジームからの脱却」と称する突出した行動は、日米争闘戦の激化と日米矛盾の深刻化をもたらしている。この間、米主要マスコミは政府や支配階級の立場を代弁し安倍への批判を強めている。
 ウォールストリート・ジャーナル電子版5・15付は「日本のシンゾー・アベは、アジアで最も危険な人物」という見出しをつけた記事で、「超国家主義者である安倍首相は中国の指導者よりも、周辺諸国との政治的、軍事的バランスを不安定化させる」という有力投資家の発言を紹介した。
 ニューヨーク・タイムズ5・8付の社説は「解釈改憲は、民主主義のプロセスを完全に傷つける行為。憲法は権力をチェックするものであることを安倍首相は知るべきだ。日本は民主主義の試練に直面している」と安倍を批判した。