■羅針盤 JR体制打倒し革命勝利を

月刊『国際労働運動』48頁(0454号01面01)(2014/06/01)


■羅針盤
 JR体制打倒し革命勝利を

(表紙の写真  ウクライナの「ユーロマイダン」【13年12月 キエフ】)


▼1929年恐慌を上回る世界大恐慌の爆発とその深化は、米帝国主義の没落、EU・ユーロの解体、中国のバブル崩壊、日本帝国主義の脱落を決定的メルクマールにして全世界に大失業と戦争、革命情勢を普遍的に生み出している。これほど鮮明な唯物論的現実があるにもかかわらず、この大恐慌を認めるものは革共同以外に存在しない。大恐慌は、帝国主義の根本矛盾である過剰資本・過剰生産力の問題が、基軸帝国主義・米帝の没落、世界経済の分裂化・ブロック化と結合することで激化していく。今や資本主義・帝国主義の命脈が尽きていることを見据えることができないのだ。プロレタリア革命の接近に恐れおののいている。今こそ歴史的命脈が尽きた資本主義・帝国主義という階級社会を終わらせなければならない。
▼人間が生きることそのものを破壊する新自由主義に対して、全世界で労働者階級の怒りと反撃が爆発している。だからこそ、大恐慌の爆発という新自由主義の根底的崩壊の階級的火点から、マルクス主義の復権、労働組合的団結の奪還の闘いが発展している。最末期帝国主義の絶望的延命形態である新自由主義を打ち倒そう。
▼そして社会の真の主人公である労働者階級が主体となって、真に人間的な共同社会を建設するのだ。世界革命の時代が到来した。一切は国鉄決戦の前進で、階級的労働運動の発展で勝負することにかかっている。JR北海道における鉄道事故、JR川崎駅の鉄道事故など相次ぐ事故で破綻し崩壊するJR体制を打倒し、革命勝利を切り開こう。国鉄で細胞建設=拠点建設、党と労働組合の一体的建設に全精力を傾注し、夏から秋へ進撃しよう。