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月刊『国際労働運動』48頁(0453号05面01)(2014/05/01)


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●韓国民主労総の鉄道労組、強制配転阻止闘争に決起



 パククネ政権は、昨年の鉄道労組ストへの大量報復処分についで、ストの主力を担った機関士・整備士を中心に、850人の労働者を強制配転する攻撃に出てきた。これに対し、3月29日、組合員5千人がソウル駅前広場に結集し、強制配転阻止の闘いに決起し、強制配転を強行するなら直ちに再度の全面ストに突入するという戦闘宣言を発した(写真①②)。

●台湾の立法院、学生・労働者が占拠


 中華人民共和国政府(大陸)と中華民国政府(台湾)の間でのサービス分野での貿易の市場開放を目的とした「サービス貿易協定」の批准に反対して、3月18日の夜、数百人の学生が台湾の立法院(日本の国会に当たる)に突入、バリケードを築いて議場を占拠した(写真③)。彼らは徹夜で議場占拠を連日続け、逃げ回る馬英九総統の責任を追及して22日現在も議場を占拠している。学生の行動を支持して、立法院周辺には数千人の学生や労働者が集まり、連日徹夜で国会を包囲している(写真④)。この巨大な学生・労働者の闘いの前に、警察権力も現時点では簡単には手を出せなくなっている。馬政権は今や崩壊の危機に立たされている。

●ドイツのルフトハンザ航空で同社史上最大規模のストライキ



 ドイツ最大の航空会社、ルフトハンザ航空のパイロットたちが4月2日、賃上げと退職条件の改善を求めて3日間のストライキに突入した。ベルリンのテーゲル国際空港ではチェックイン業務が完全にストップした(写真⑤)。フランクフルトでは、パイロットたちがデモを行った(写真⑥)。この3日間に約3800便が欠航となり、会社側に重大な打撃を与えた。ドイツでも新自由主義政策の全面的展開と闘う労働者階級の胎動が始まった。

●ドイツでは公共部門の労働者もストライキ



 3月26日と27日、Ver-di(統一公共サービス労組)に所属する労働者のうち10万人が人員削減と賃下げに抗議して48時間の警告ストライキに突入した(写真⑦⑧)。このため公共交通機関や地方の行政サービスがストップした。ストとともに、ドルトムントでは2万3千人、デュイスブルグでは1万2千人の労働者が街頭デモにうって出た。ケルンなどでも数千人のデモが行われた。