■羅針盤 4月大闘争から5―6月へ
月刊『国際労働運動』48頁(0453号01面01)(2014/05/01)
■羅針盤
4月大闘争から5―6月へ
(表紙の写真 昨年の5・15沖縄闘争でデモ行進【13年5月18日 那覇】)
▼1929年大恐慌をも超える世界大恐慌の爆発と深化は、帝国主義間・大国間の大争闘戦を生み出し、激化させ、今や戦後世界体制は最後的な解体過程に突入した。それは同時に資本主義・帝国主義の歴史的終焉の時を意味する。世界の労働者階級が一つに団結して世界革命へ闘う画期的な時代の到来だ。大恐慌下での、ソ連スターリン主義の崩壊とそれ以後の米・EUとロシアの争闘戦の展開がついに行き着いたウクライナ・クリミア情勢、そして東アジアでの日帝・安倍の対米対抗的突出と日米争闘戦の従来の一線を越えた激化、さらにその米日帝国主義による対中国・対北朝鮮の侵略戦争衝動の強まりがある。
▼この情勢の中で反米極右の安倍は、JR東海の葛西とますます一体化しつつ、破綻必至の「成長戦略」とともに、集団的自衛権の行使容認に向け、砂川事件最高裁判決まで持ち出して絶望的に突き進もうとしている。労働者階級の決起の力で、これを日帝・安倍の墓穴に転化しよう。4・24オバマ訪日―アジア歴訪に日韓米の国際連帯で反撃しよう。侵略戦争は国内階級闘争の圧殺と一体だ。反動の牙城・最高裁を労働者階級の前に引きずり出す国鉄新10万筆署名=最高裁決戦を闘おう。
▼4月大闘争は重層的な闘いだ。国鉄決戦を基軸としながら、尼崎闘争、鈴コン闘争、星野闘争、入管闘争、法大闘争、沖縄闘争、改憲阻止闘争を闘い抜こう。全国のあらゆる職場・地域・街頭で国鉄新10万筆署名を推進し、5・1メーデー、5・15沖縄闘争を闘い6・8国鉄大集会へ全力で進撃しよう。『前進』をすべての労働者、労働組合に持ち込もう。とりわけ青年労働者と学生は『前進』を読み、革共同・中核派に結集しよう。