▼特集 Ⅲ 派遣法撤廃、過労死根絶、賃下げ攻撃粉砕へ団結を
▼特集 青年を先頭に14春闘を闘おう Ⅲ
派遣法撤廃、過労死根絶、賃下げ攻撃粉砕へ団結を
革命情勢下の国際連帯の発展――日韓米連帯の新たな地平
万国の労働者の団結を
「プロレタリア世界革命情勢の急速な成熟は、労働者階級の民族・国籍・国境をこえた連帯と団結の形成を不可避に求める。全世界の労働者は階級として一つであり、労働者階級にとって国境など存在しない」(『現代革命への挑戦』)
「労働者は祖国を持たない」(マルクス『共産党宣言』)
「プロレタリアは、この革命において鉄鎖以外に失うものは何物もない。プロレタリアが獲得すべきは全世界である。
万国のプロレタリア、団結せよ」(『共産党宣言』)
日韓米国際連帯闘争は、国際連帯と階級的労働運動の立場に立って、大きな前進を遂げてきた。
昨年末、韓国鉄道労組の23日間ストと12・28民主労総ゼネストが世界に衝撃を与えた。そして2・25ゼネストに向かっている。この韓国の闘いを先頭に東アジア階級闘争の新たな高揚が始まっている。
ロンドン地下鉄でスト
そしてイギリスでは、ロンドンの地下鉄労働者が2月4日から7日までの3日間のストライキに決起した。ロンドンの生命線である地下鉄はほぼ完全にストの制圧下に置かれた。ストを組織したのは、11月集会に連帯アピールを送ってきたRMT(イギリス鉄道・海運・運輸労組)である。そこにTSSA(運輸職員協会)が合流している。
2月11日から13日にかけて第2波48時間ストが予定されている。
今回のストは、窓口業務の全面閉鎖と960人首切りに反対するものだ。鉄道業務の近代化と経費削減と言うが、駅業務の完全自動化、無人駅化、管理・保守業務における人員削減の大合理化、さらには安全破壊という新自由主義攻撃である。
またこの大合理化の背後にロンドン・オリンピックによる財政破綻があるのだ。絶対に許せない。
韓国民主労総・鉄道労組の民営化反対の闘いの地平
韓国民主労総・鉄道労組が切り開いた地平を確認しておきたい。
第一は、「鉄道民営化阻止」を掲げた鉄道労組のストライキが、昨年12月9日から23日間という長期にわたって闘い抜かれたことだ。
朴槿恵政権の民主労総破壊の暴虐な弾圧に屈せず、スト破りなどあらゆる反動を許さず、鉄道労組2万1千人の団結をもって闘い抜かれた。年末に鉄道労組と政党間の協議によっていったんストは中止となったが、現場の組合員は戦闘力を保持し団結をさらに固めて、再度のストライキ、ゼネストへの体制づくりを期して職場に戻り、新たな闘いに立ち上がっている。
第二は、鉄道労組のストライキが、民主労総全体を揺り動かし、ついに12・28ゼネストと10万人決起を呼び起こしたことだ。これは、すでに民営化されているKT(韓国通信)や、水道・医療・電力など公共部門の民営化攻撃に対する韓国の労働者人民の怒りの爆発だ。鉄道労組の「民営化反対」の闘いに感動し、大合流を開始した。
「単一労組が起こしたストライキによって民営化全般に反対する国民世論が形成された」と韓国のメディアが言うかつてない事態が生み出された。「民営化をすれば、日本のJR北海道のようになる」ということが、闘いをつうじて、広がった。
これは、1995年結成以来、新自由主義に反対して闘い続けてきた民主労総の歴史にとって、画期的な到達点である。朴槿恵政権の階級戦争と対峙し、政権打倒の闘いに入っていることは巨大な意義を持っている。タンビョンホ氏を先頭に歴代の民主労総委員長のほぼ全員が、弾圧への抗議のハンストを率いたことは象徴的だ。
民主労総は、1・18第3次ゼネストを打ち抜き、2・25国民ゼネストへと大驀進している。
第三は、韓国民主労総・鉄道労組の闘いが、この間の関西生コン支部・港合同・動労千葉の3労組主催の11月集会と動労千葉の訪韓闘争という日韓の国際連帯の深まりとしてあったということだ。
鉄道労組が12月9日に無期限ストライキに突入すると、動労千葉はただちに連帯声明を発表し、12月27日には韓国大使館に対し弾圧抗議のデモを行った。新年1月13日には、「民主労総と連帯するぞ」「鉄道の民営化阻止」と日本語とハングルで書かれたプラカードを掲げたデモが東京都心で全国労組交流センターの主催のもとに行われた。
民営化反対・外注化阻止・非正規職撤廃を掲げて勝利してきた動労千葉を先頭とする日本の階級的労働運動と、韓国民主労総・鉄道労組の闘いは、まったく同一の闘いであることが明らかになった。日韓労働者の国際連帯が一つの闘いとなって進む中から、世界の労働運動を階級的・革命的に塗り替えていく新たな時代が始まったのだ。
第四は、全世界の新自由主義と闘う労働者から、韓国労働者の歴史的な闘いへの共感、そして朴槿恵政権の労組壊滅攻撃に対する階級的憤激の声が上がっていることだ。
アメリカ・サンフランシスコのTWSC(運輸労働者連帯委員会)、ドイツの「ベルリン都市交通民営化反対委員会」が、それぞれの韓国領事館抗議行動に立ち、イギリスのRMT(鉄道・港湾・運輸労働組合)の組合員が、ロンドンで抗議の座り込みを行った。さらに、トルコ、オーストラリア、ブラジル、タイ、香港などでも続々と連帯行動が組織されている。
民営化との闘いが、14年の世界の階級闘争の共通の攻防点であることが明らかとなった。
東アジアの労働者の決起
脱落帝国主義・日帝は、東アジア全域を商品市場・資本市場・労働力市場として踏みにじり、それをつうじて膨大な若きプロレタリアートを階級闘争の戦場に呼び出してしまった。
残存スターリン主義・中国は、世界最大の貿易国となるにいたったがバブルの崩壊に突入して、その矛盾の一切を労働者階級に負わせており、労働者階級人民の総反乱に大きく危機を深めている。
韓国における労働者階級の革命的総決起は、体制的危機にあえぐ北朝鮮スターリン主義の下にある労働者人民を獲得する力がある。さらに中国労働者階級に対しても、残存スターリン主義・中国を打倒する道を示すものである。
ベトナム(サムスン工場における暴動の開始)、タイ(反政府大闘争)、ストライキの激発しているインドネシア、インド、バングラデシュ、等々、新自由主義の圧政に対する怒りは充満し爆発を開始している。東アジアは、「今や中東とならぶ新たな世界危機の発火点に浮上した」(『前進』14年1・1アピール)のであり、人民反乱の火薬庫である。14年は、大乱の年となった。
さらに新自由主義との闘いで苦闘してきたトルコ、フィリピン、ブラジルなどの戦闘的労働運動からも、動労千葉の階級的労働運動との交流・連帯を求める強い動きがある。
動労千葉を先頭とした国際連帯闘争の歴史
動労千葉を先頭とする階級的労働運動が、日韓米の国際連帯として開始されたのは、2003年であった。この年は、米帝によるイラク侵略戦争開始の年であった。全世界的なイラク反戦デモ、ストの嵐の中で、動労千葉の訪韓、訪米が行われ、資本、国家権力と真っ向から対決して闘っている労働組合である韓国民主労総、およびアメリカILWU(国際港湾倉庫労組)と階級的な団結・国際連帯のきずなを結んだ。
韓国民主労総は、体制内労組に抗して1995年に結成されて以来、新自由主義攻撃の焦点=外注化・非正規職化反対の闘争を、歴代政府の組合破壊攻撃と対決しながら、一貫して闘い抜いてきていた。
アメリカILWUは、西海岸の全港湾を制する戦闘的労働組合として、資本と権力の集中攻撃を受けていたが、2
002年の協約改定闘争では、組合管理で仕事を配分するハイヤリング・ホールを解体し、組合をつぶそうとする資本・国家権力が、「タフト=ハートレー法」(ストに対する国家権力の強権的介入を規定)の発動をもって恫喝し、ロックアウトの攻撃をかけるという歴史的暴挙と闘ってきたばかりであった。
動労千葉は、国鉄分割・民営化反対闘争の継続としての1047名闘争への大反動=「4党合意」(2000年)と国労5・27臨大闘争弾圧(2002年)と闘い、2003年春闘で72時間ストを打ち抜いていた。
03年、このような日韓米3国における階級闘争の最先端で、新自由主義攻撃と闘っている3組合が、1998年以来、動労千葉・関西生コン・港合同の3労組が「たたかう労働組合の全国ネットワークをつくろう!」「大失業と戦争に立ち向かう労働者の国際的団結を!」を掲げて主催してきた11月全国労働者集会に初めて参加し、国際連帯を誓い合ったのである。
「労働者の団結した力だけが、現状を変革できるという一点に絶対的な確信をもって闘い続けてきました」(動労千葉・田中康宏委員長)
「私たちは、こうして一つの場所に同志たちと一緒にいられること自体が非常に意味あることだと思います」(民主労総ソウル地域本部・コジョンファン本部長)
「国際的労働者の団結を通して、全労働者の勝利を!」(ILWUローカル34・ラッセル=ミヤシロ書記長)
このような決意表明が、全会場を感動で揺るがした。そして、ここで3人の組合指導者から語られた言葉を、実践的に実証していったのが、その後の国際連帯闘争の歩みであった。
日韓理念交流
こうして出発した3国連帯の国際活動は、毎年の11月集会を結集軸として展開されていった。11月集会には、韓国から民主労総ソウル地域本部の本部役員に、闘争中の組合の職場からの代表(全国金属労組の起亜自動車支部、ハイテクRCDコリア支部、イーランド一般労組、ソウル大学病院労組など)を加え参加している。三里塚反対同盟訪問が恒例となっている。
これに応えて日本からも、動労千葉を中心に、数十人から100人に及ぶ職場からの代表団が、11月集会直後、韓国を訪問し、民主労総のデモや集会に参加し、闘争中の職場で交流を行うなどの国際連帯活動が行われている。
その間、とりわけ重要なのが、07年に開始された「日韓理念交流」であり、日韓両国の現場労働者の参加のもとで、それぞれの労働運動の現状と課題・歴史についての交流、さらに労働組合運動の方向性についての報告・提起と討論がされてきた。
アメリカのILWU
ILWUとの交流は、04年7月にサンフランシスコで開催されたレイバーフェスタでの国際労働者討論集会への動労千葉代表団の参加を大きなステップとして、その後、毎年の11月集会へのILWU代表の参加、その他、日米両国におけるさまざまな国際会議への相互の出席をつうじて、発展してきた。とりわけ世界大恐慌情勢下の09年7月、ILWU主催で行われた「サンフランシスコ・ゼネスト75周年・国際労働者会議」では、世界各国の闘う労組代表が、動労千葉の提出した「国鉄分割・民営化反対」「1047名闘争支持」「法大闘争への不当弾圧弾劾」の決議を満場一致で採択するという国際連帯の感動的な成果がかちとられた。
ILWUとの国際連帯の決定的な前進は、2011年、西海岸で多国籍穀物メジャー・伊藤忠と権力の組合つぶし攻撃との闘争さなかのローカル21の委員長が、11月集会に参加したことである。
イラク侵略戦争開始以来、西海岸のすべての港湾をシャットダウンするという実力行動で、米帝国家権力を震撼させているILWUとの戦闘的な連帯は、民主労総との連帯とともに、日韓米3国連帯の要であり、プロレタリア世界革命勝利のかぎを握るものである。
UTLAとの連帯
教育労働者との連帯、闘う学生の連帯も開始された。とりわけ、アメリカ西海岸で、州政府・連邦政府の新自由主義攻撃の最先端をなす教育の民営化と、十数年にわたって闘ってきたUTLA(ロサンゼルス統一教組)との連帯が、07年以来、「日の丸・君が代」闘争を闘う教育労働者との間に形成され、相互の訪問をつうじて、着実に深められてきた。UTLAの闘う仲間は、今、戦闘的労働組合の執行部の責任ある一角を占め、オバマ政権の大反動政策との闘いの先頭で、新たな試練に立ち向かっている。このことは、12年におけるシカゴ教組壊滅の攻撃、そして、日帝の教育労働者を含む公務員労働者への階級戦争宣言の中で、新自由主義攻撃との国際的な連帯闘争の発展にとってきわめて重要な意味を持ってきている。
また、法大闘争支援をめぐるアメリカ西海岸の学生運動との連帯は、10年に全学連代表団の訪米によって大いに前進した。新自由主義大学と闘う自治会再建をめざした全学連運動の大衆的発展のために、強力な援軍としての意味を持つであろう。
さらに、39年間にわたる獄中闘争を闘う無実の政治犯・星野文昭同志の存在は、世界の数多くの政治犯の闘いとの合流を生み出している。無実の政治犯・ムミア・アブ・ジャマルさんらの救援活動に取り組むアメリカの仲間たちの間で、星野救援会が組織され、星野暁子さんらの訪米をつうじて、奪還へ向けての交流が強化されている。
また「テロリストを支援した」として10年の禁固刑でテキサス州カースウェルの連邦メディカルセンター(医療刑務所)で服役していたリン・スチュアート弁護士が、ついに釈放をかちとり、1月1日に地元ニューヨークの空港に詰めかけた家族、支持者たちと歓喜の合流をした。星野弁護団、星野再審全国連絡会は共に釈放運動を闘った。
ドイツの鉄道労働者
昨年11月集会には、ベルリンから鉄道労働者が初めて参加した。
ドイツ・EUにおける新自由主義攻撃の本格化は、19
90年の東西ドイツ統一を、強烈なインパクトとして開始された。その核心をなす鉄道の民営化は、イギリス国鉄民営化の大破綻の経験を目の当たりにして強行され、業務の分割=分社化・外注化が大規模に行われた。その結果、重大事故が頻発し、09年から10年にかけて、首都ベルリンの都市交通は、通常の運転が不可能なほどに破綻した。原因は、検修・保守作業の部門の崩壊である。その背景には、人員削減・賃金カットがある。
こうした職場の荒廃に直面し、民営化に屈服・協力する体制内労組に抗して、現場労働者によって結成されたのが「ベルリン都市交通民営化反対委員会」である。11月集会に参加したのは、その重要な担い手の鉄道労働者(ベルリン都市交通の運転士)であり、昨年、動労千葉・動労水戸、そして国労郡山工場支部などと交流し、さらに訪韓団に加わって、韓国鉄道労働者と接触する機会を持った。
この日独の国際連帯の職場を基礎にした新たな展開は、ただちにヨーロッパ内の国境を越えて、フランス・スペイン・スイス・オーストリア・イタリアなどの鉄道労働者に拡大されようとしているのである。
基軸的な日韓米3国連帯の牽引力を基礎としたいくつかの国際会議をつうじて、世界大恐慌の中で、新自由主義と闘う全世界の労働者階級人民の注目が、階級的労働運動に集中してきている。
BRICS諸国の一角を担う中南米の柱・ブラジルで反労働者的政権と闘う反体制的労組コンルータス(全国闘争連盟)、フィリピンで外注化に反対して数年来の闘いを続けるPALEA(空港地上勤務員労組)、あるいは、「原発即時全廃せよ!」の1万人を超える署名を、福島への連帯として集めてくれたトルコの国際労働者連帯協会(UID―DER)などの諸組織が、真剣に連帯を求めて交流を続けている。
在日・滞日外国人労働者
海外へ向けての国際連帯の劇的な発展の過程で、在日・滞日外国人労働者との階級的連帯と団結が、新自由主義攻撃との闘いの発展の中で、春の入管集会と11月労働者集会を結集点として新たな段階に入ってきている。
3・11以後の国際連帯
国際連帯を新たな次元に押し上げたのが、2011年3・11東日本大震災・福島原発事故であった。全世界の反原発・反核運動は、巨大な衝撃を受け、階級的労働運動の国際連帯活動は、一段と飛躍を要求された。
動労千葉の労働者国際連帯委員会は、3・11直後に『動労千葉・地震速報』(英語とハングル)を発刊し、福島現地での日々の現実と日帝の原発政策の暴露、福島県民と連帯して闘う階級的労働運動の闘争と方針を、ほぼ月1回、全世界に発信し続けた。これをつうじて、今まで、まったく接触のなかった反核・反原発団体、反戦闘争組織、そして決定的には、世界各地で新自由主義と闘う戦闘的な労働組合からのメールが、動労千葉に連帯と方針を求めて殺到してきたのだ。
とりわけ、核廃棄物中間処理場に反対して闘い続けてきたゴアレーベン現地反対同盟が、「福島とともに闘う階級的労働運動」に強い関心を寄せ、12年以来3回にわたる訪日をつうじて、動労千葉、NAZEN、そして何よりも福島現地との交流を飛躍的に前進させている。
そして、13年の11月集会は、冒頭で述べたような画期的な国際連帯の地平を切り開いたのである。それは、11月集会への結集の質の高まりと呼応している。激化する世界大恐慌の中で、破産した新自由主義攻撃を絶望的に強行してくる最末期帝国主義に対して、また残存スターリン主義に対して、全世界の労働者人民は、勝利の道を求めて、正規・非正規の分断を打ち破り、国境をも越えて、階級的労働運動のもとに結集しつつあるということだ。
■国際連帯闘争の課題
最後に国際連帯闘争の課題を述べたい。
第一は、国際連帯をつうじて、世界で単一の階級である労働者階級とその闘いへの深い確信がかちとられてきたこと、これをさらに拡大していくことだ。
第二に、日韓米の国際連帯闘争で、新自由主義攻撃が労働者階級の共通の敵であること、この階級敵に対して階級的労働運動を推進し、闘う労働組合を再建することが直面している共通課題であることが明らかになった。
第三は、各国の階級的労働運動を一つの世界的潮流へと大合流させること、すなわちあらたな革命的インターナショナルの創成、それを実現するための革命的指導部の国際的な形成・建設の必要性、必然性がますます明らかになってきたということである。
第四は、スターリン主義との闘いが重要であることだ。
ロシア革命の勝利によって切り開かれた帝国主義から社会主義・共産主義への革命的過渡期が、スターリン主義によって反革命的に変容させられてしまった。労働者階級にとって死活的な国際連帯と階級的団結が、1930年代の内戦・内乱期から第2次世界大戦をへて、スターリン主義によって、「一国社会主義」の防衛というプロレタリア世界革命を裏切る反革命的な目的のために、ずたずたに分断された結果である。
さらにはスターリン主義反革命に対する唯一の革命的反対派であったトロツキーとトロツキスト組織自身が、自分たちの重大な敗北の総括をすることができない。その結果、体制内労働運動指導部、スターリン主義、そして帝国主義者どもが、ロシア革命の勝利と労働者階級の革命性を否定する許しがたい事態がまかりとおっている。
こうした労働者階級の階級的団結と国際連帯闘争に対するスターリン主義の反革命を突破する闘いが、階級的労働運動と革命的共産主義運動によって始まっているのだ。日韓米の国際連帯闘争の前進がそれである。
東京都知事選挙への挑戦は、権力闘争への真正面からの挑戦であった。30年代情勢の切迫における革共同の「現代革命への挑戦」として闘い抜かれた。それは、反帝国主義・反スターリン主義のプロレタリア世界革命の達成を目指し、2010年代中期決戦の課題として設定したものだ。国際的な労働者階級の階級的団結の力でプロレタリア世界革命をかちとろう。