■News & Review 日本 東京、広島、仙台で民主労総に連帯
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東京、広島、仙台で民主労総に連帯
鈴木弁護士が都知事選出馬の決意を表明
1月13日、全国労組交流センター主催の韓国民主労総ゼネスト連帯の渋谷デモが350人の労働者・学生の結集で闘い抜かれた。
1月15日には駐広島韓国総領事館行動が広島連帯ユニオンの呼びかけで闘われた。動労西日本、広島県労組交流センター、動労千葉を支援する会・広島、高陽第一診療所労組、広大学生自治会などの13人が、労組弾圧と民営化中止を要求した。
翌16日には、仙台にある韓国領事館に対し、みやぎ労組交流センターが抗議行動を闘った。集まった労働者、学生ら10人は、朴槿恵政権による民主労総本部乱入の大弾圧に抗議し、国際連帯で闘うことを申し入れた。
ケヤキ並木で集会
1月13日夕、渋谷・代々木公園ケヤキ並木に「民主労総ゼネストに連帯するぞ! 鉄道の民営化阻止!」のシュプレヒコールが響きわたった。
全国労組交流センター代表の田中康宏動労千葉委員長が立ち、12月9日から23日間の鉄道労組の歴史的大ストライキ、さらに民主労総が朴槿恵大統領就任1周年の2月25日に朴槿恵退陣の国民ゼネストを準備していることを踏まえ、「歴史的な事態が起きている」と胸躍らせて民主労総ゼネストと日韓連帯の意義を語った。
「鉄道労組のストライキを通して世論調査で70%以上が民営化反対という圧倒的な声が生み出され、韓国の朴槿恵政権は民営化を強行しながら『これは民営化ではないんだ』としか言えなくなった。今、民主労総の闘いは、この20~30年にわたる新自由主義に対し労働組合が立ち上がったら、情勢は動き、歴史は動くことを示した。私たちへの最大の援軍です。新自由主義攻撃に労働者が立ち向かって勝利できることが、現実に具体的な闘いを通して示されようとしています」
「民主労総が朴槿恵政権打倒に立ち上がっている時、私たちは安倍政権を打倒する闘いに渾身の力を込めて立ち上がることです。国鉄分割・民営化に絶対に決着をつける。そこから始まった解雇自由という流れを断ち切る。派遣法改悪なんか認めない。これこそ民主労総に応える闘いだ」と訴えた。
続いて国鉄闘争全国運動の山本弘行事務局長が、国鉄決戦勝利へ1・22総行動に総決起することを呼びかけた。
鈴木弁護士が決意
都知事選に立候補する鈴木達夫弁護士が決意表明に立った。
冒頭、「現代革命に挑戦している皆さん。怒り、闘おうとしている何百万、何千万の人民と結合しなければなりません。私は1千万都民との結合を決意しました」と表明。決意に至った契機として、第一に昨年9・25高裁判決をもぎ取った国鉄闘争の前進、第二に韓国民主労総の不退転の闘い、第三にイギリスの法廷弁護士数千人が貧しい人たちの訴訟費用の援助の打ち切り政策に対しストライキで闘っていることを挙げ、「まさに時代は革命情勢だ。この時代に生きる一人の人間として、弁護士として、何よりも日本労働者階級の一員として、われわれは1千万都民の力で安倍を打倒しようではありませんか!」と力強く訴え、大きな拍手に包まれた。
集会は「韓国のゼネストと連帯し、この日本でゼネストを組織しよう」という青年労働者と斎藤郁真全学連委員長の発言で締めくくられた。
「改憲と民営化の安倍を打倒するぞ! 都知事選に打って出るぞ!」
動労千葉、動労水戸を先頭に「韓国に届け」と渋谷デモに打って出た。動輪旗が翻り、色とりどりの旗やのぼりがさっそうと進む。「労働者の団結で民営化阻止!」「非正規職撤廃!」のシュプレヒコールに青年たちが顔を向け、晴れ着姿の新成人も携帯でデモを撮影。街全体が元気になるデモが打ち抜かれた。
(室田順子)