■羅針盤現代革命へ新たな挑戦
月刊『国際労働運動』48頁(0450号01面01)(2014/02/01)
■羅針盤
現代革命へ新たな挑戦
(写真 表紙 国営エジプト鉄鋼会社の労働者のストライキ)
▼世界史はついに、21世紀のプロレタリア世界革命へと向かう大激動の渦中に突入した。最末期帝国主義・新自由主義の歴史的崩壊が始まり、その対極で、青年労働者を先頭とする労働者階級人民の根源的な怒りの大爆発が全世界的に始まっている。大恐慌は大失業と戦争を生み出すとともに、革命を生み出す。昨年の闘いは今や、ブルジョア支配の全面的打倒、プロレタリア革命の達成なしに全労働者人民の生きる道はないことをまざまざと示した。そして同時に、大恐慌を革命に転化していく力は、労働者階級自身の階級的に団結した決起の中にあること、階級的労働運動・労働組合の再生と、これと結合した労働者階級の党の建設にこそあることをはっきりと示したのだ。
▼昨年12月の秘密保護法をめぐる国会前を頂点とした労働者人民の巨大な全国的決起は、11年3・11以来の国家と資本に対する絶対非和解のとめどない根底的怒りの爆発である。日帝・安倍政権は、人民の大反乱のうねりに恐れおののきながら、国会の数を頼みに、秘密保護法を始めとする多数の極反動法を問答無用に強行し、「戦争のできる国」への道をここぞとばかりに突き進んでいる。だがこの安倍の大反動は、日帝支配階級のとてつもない危機と脆弱性の表れにほかならない。日帝・安倍は実際には、階級闘争の大地に革命の火を放ってしまったのだ。
▼この情勢をたぐり寄せたのは、13年における国鉄決戦の大前進である。14年は、日本の階級闘争が、21世紀のプロレタリア世界革命を切り開く最先端に躍り出ていく年となる。階級的労働運動の前進と国際連帯闘争の発展こそ、今日の全情勢を革命的に突破していく鍵である。