■編集後記
月刊『国際労働運動』48頁(0449号09面01)(2014/01/01)
■編集後記
絶対反対で闘うことが最も大衆的であり、団結を拡大する道である。
動労千葉が85~86年のストライキを決断できた核心問題は何か。執行部は組合員を信じて徹底的に討論した。そして、「ここで立ち上がらなかったら労働者同士が互いに蹴落とし合うようになる。それだけは絶対だめだ」という結論に至った。「闘えば労働者全体に火がつく」と確信した。闘いの原則の根底には一人ひとりの組合員の自らの闘いへの誇りがあった。
ここには労働者階級全体の利害に立つこと、正しい時代認識と路線・方針がある。そして義理人情だ。労働者を徹底的に信頼し、団結の強化を総括軸にし、困難から逃げない指導部をつくることが巨大に見える敵にうちかつ道だ。
これこそ生きたマルクス主義である。