清水丈夫選集第7巻を発刊 中国侵略戦争阻止の闘いの力に

週刊『前進』04頁(3388号03面04)(2025/03/24)


清水丈夫選集第7巻を発刊
 中国侵略戦争阻止の闘いの力に


 「80年代階級決戦の歴史的意義」と題する清水丈夫選集の第7巻が4月1日に刊行される。2016年から9年ぶりで、全10巻のうち第9回目の刊行となる。
 第7巻には、清水丈夫議長が1980年代に執筆した3本の論文を収録している。①「1930年代型激動期の到来と内外情勢の基本的諸問題」(80年1月)、②「先制的内戦戦略を貫徹し、80年代階級決戦に勝利せよ」(81年4月)、③「日・ソ両スターリニスト党の首脳会談・共同声明を批判する」(85年2月)だ。

米帝とソ連・中国の関係解き明かす

 収録論文が書かれた80年代初頭は、二重対峙(たいじ)・対カクマル戦における先制的内戦戦略のフェーズⅠ(第1段階)で対カクマル戦に勝ち抜き、フェーズⅡ(第2段階)の闘いによって対権力の新しい情勢をたぐり寄せようと転換する時代だった。第7巻を読めば、80年代の先制的内戦戦略の激闘と、現代、すなわち2020年代の中国侵略戦争阻止を軸とする闘いとが別個の闘いではなく、実に有機的・一体的に発展しているものであることがわかる。
 本巻で清水議長は、1980年代初頭のソ連・中国スターリン主義の動向の分析、その前提をなすアメリカ帝国主義の対スターリン主義対決=帝国主義間争闘戦貫徹政策と、日本帝国主義の軍事大国化の具体的解明などをはじめとする、80年代初頭の世界史的大転換となる局面における時代認識の確立に全力を挙げている。そして、戦後の米帝と中国スターリン主義の関係の基本的な構造について押さえ、ソ連スターリン主義の崩壊と帝国主義間争闘戦の激化を明言している。
 さらに清水議長は、この時代観をカクマル批判という形で鋭く深く展開する。80年代初頭に入り、カクマルは「スターリン主義=諸悪の根源」とする容帝反共主義へとどこまでも転落していった。このカクマル的世界観を象徴する酒田論文批判をつうじて、現在につながる中国侵略戦争阻止の路線を浮かび上がらせている。
 総じて第7巻は、現在の中国侵略戦争阻止論の貴重なベースをなす記録的文献となっている。「戦後における帝国主義とスターリン主義の体制の行きづまりのなかで、帝国主義の基本矛盾の爆発としての帝国主義戦争が、経済大国化した中国スターリン主義にたいする強硬な争闘戦のみならず、その体制転覆をかけた中国侵略戦争として展開されていくことは不可避となっている」(序文)ということである。

現代の闘いの土台築いた記録的文献

 清水議長が書き下ろした序文「中国侵略戦争阻止の闘いの前進のために」は、91年「5月テーゼ」に至る80年代の闘いの前進と、中国侵略戦争阻止を闘う現代とは党史的にいかにつながっているのかという視点で展開される。そして、70年代から80年代の先制的内戦戦略の時代を勝ち抜いたことが、革共同の党史に輝く総括点として押さえられている。巻末には刊行委員会による第7巻の解説も掲載されている。
 これまで、清水議長の提起は本多延嘉書記長の提起と並んで革共同の闘いの立脚点となり、全国の同志の闘いの羅針盤となってきた。清水選集第7巻の刊行は、中国侵略戦争阻止の闘いの大きな一助となるに違いない。
 第7巻はB6判388㌻、本体2200円+税。今後、第8巻の刊行を予定している。新しく革共同に結集した若き同志諸君も、清水選集をぜひ読破しよう。
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