都内で反戦沖縄集会 大行進東京 安保粉砕へ決意固め

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週刊『前進』04頁(3388号03面03)(2025/03/24)


都内で反戦沖縄集会
 大行進東京
 安保粉砕へ決意固め

(写真 矢嶋全学連委員長がアピール【3月15日 池袋】)

 改憲・戦争阻止!大行進東京の主催で3月中旬、都内各地で連続的に反戦沖縄集会が行われた。反戦政治闘争の先頭に立つ全学連からのアピールをメインとした集会はそれぞれが活発な討論の場となり、参加者は米日による中国侵略戦争阻止・日米安保粉砕へ闘う決意を打ち固めた。
 東京東部では3月14日、亀戸に学生・青年をはじめ60人が結集。2021年から2年にわたり沖縄現地で闘った経験をもつ齋藤晴輝・全学連書記長がアピールを行った。齋藤さんは「辺野古などで闘う中で、基地建設を進め、政策を決定し、自衛隊を沖縄に送り込んでいる連中は首都にこそいると気づいた。反基地闘争、沖縄を戦場にさせない闘いは東京でこそやらないといけない」と語った。
 青年や新たに組合を結成して闘う地元の労働者らが、5月の沖縄闘争に駆けつけると決意を表明した。
 全学連委員長の矢嶋尋さんを迎え、青年が中心となって準備した15日の池袋集会には40人が参加。留学生の「沖縄『復帰』・『独立』運動をどう捉えたらいいのか」という問いかけをめぐり、70年決戦を闘った世代の労働者も交えて活発な議論となった。「復帰運動は『憲法のある本土への復帰』という形を取りつつも、日米安保を粉砕し日帝を倒す巨大な決起だった」と語られ、改めて今日の闘いの路線が鮮明になった。
 下北沢では16日の集会に30人超が参加し、全学連の齋藤書記長が提起した。司会や行動提起などの集会運営は大行進中野・大行進世田谷の青年が担い、「自分も沖縄に行く」「戦争を止めるために一緒に闘おう」と参加者に訴えた。
 討論では宮古島と石垣島出身の女性が自衛隊や米軍基地への怒りを語り、闘いに立つ決意を表明した。
 三多摩では16日、八王子に40人が結集。青年を含め、この間の街頭宣伝で出会った人も複数参加した。
 全学連の渡辺祥英書記次長が基調講演で、帝国主義による虐殺に心の底から怒り、戦争の本質をつかみとって共に4・27渋谷デモ、5・15沖縄闘争に参加しようと熱烈に訴えた。さらに全学連の学生からも京大学生弾圧粉砕や沖縄闘争、広島闘争を通してつかんだ闘いへの確信が生き生きと語られ、参加者から「これからも積極的に活動に参加したい」との表明もあった。
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