3・11福島に大結集を 3・11反原発福島行動実行委からの訴え 原発と核武装の石破倒そう

週刊『前進』04頁(3385号03面01)(2025/03/03)


3・11福島に大結集を
 3・11反原発福島行動実行委からの訴え
 原発と核武装の石破倒そう

(写真 「ウクライナ戦争・ガザ虐殺やめろ! トランプ・石破打倒!」の声を街に響かせた【2月22日 福島市】)


 3・11反原発福島行動実行委員会が2月22日に行った「ウクライナ戦争3年 2・22福島反戦集会・デモ」で、実行委員会事務局が反原発福島行動25への結集を訴えました。要旨を掲載します。(編集局)

 ウクライナ戦争開戦から3年、戦況は完全に泥沼化し100万人近くが死傷する事態になっています。ウクライナの多くの人々は「一刻も早く戦争を止めてくれ、領土なんか保全しなくてもいい」と切実に訴えているし、ロシアの側も同じだと思います。中東・ガザでは、イスラエルとアメリカによって子どもをはじめ7万人超が死亡しています。これらの戦争を絶対にやめさせなければなりません。
 トランプの登場によって、一挙に世界全体が戦争に突入しています。何よりも、石破がトランプと一体となって中国侵略戦争に全力を挙げている。確かに石破・自民党は衆院選で負けて少数与党になっていますが、野党は超巨額の軍事予算や沖縄の軍事基地化を全く批判しません。国会闘争に加え、デモや反戦闘争をもっと盛り上げなければなりません。
 戦争の動きとともに、3・11福島をめぐって重大なのは、第7次エネルギー基本計画の閣議決定です。福島原発事故に対する日本の労働者人民の怒りの中で、経済産業省のエネルギー基本計画は「原発を少なくしていく」とペテン的に言っていました。ところが今回の基本計画では、「原発依存度の低減」という言葉を完全に削除し、代わりに「原発をどんどん再稼働させましょう、さらに新たにつくっていきましょう」と言っているのです。
 もう一つ決定的なのは、完成が幾度も延期されている青森県の六ケ所再処理工場を完成させて機能をさらに強化していくと明確に言っていることです。狙いは戦争、そして核武装です。石破は以前から公然と核武装を唱えています。そういった石破政権の本質をはっきり見据えて、14年目の3・11、福島の怒りを、全国の仲間たちとともに大爆発させていかなければなりません。ぜひ全国から多くの仲間を集めて、福島の怒りを爆発させる集会とデモを実現したいと思います。
 全学連の勝利的前進に対して、京大生7人を逮捕するという許しがたい弾圧が行われています。これも完全にはね返して、7人の仲間を奪還し、ともに3・11反原発福島行動をかちとりましょう。
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核戦争を絶対とめる
 福島で怒りの反戦デモ


 3・11反原発福島行動実行委員会は2月22日、福島市内で「ウクライナ戦争3年 2・22福島反戦集会・デモ」を20人の結集で行った。3・11反原発福島行動25に攻め上る過程でこそ反戦デモを切り開こうと確認し、断固やり抜いた。
 まず、椎名千恵子共同代表が主催者あいさつで「核戦争が始まる前に絶対に止めよう」と力強く呼びかけ、原発汚染水の海洋放出が続く中で原発事故を「終わったこと」にしようと狙う石破や国際原子力機関(IAEA)を弾劾した。
 続いて、全学連の齋藤晴輝書記長が特別アピールを行った。冒頭、学生運動・反戦運動つぶしの京大7学生不当逮捕を弾劾。そして、戦後世界の基軸国から没落したアメリカ帝国主義が中国侵略戦争に突進していることが目の前で続く戦争の根本原因であること、石破政権も帝国主義としての活路を求めて中国侵略戦争に突き進んでいることを暴露し、トランプ・石破を打倒する国際的反戦闘争の爆発で帝国主義を打倒し戦争を止めようと訴えた。
 実行委員会事務局が今年の3・11福島行動の決戦性を提起し、総力での結集を呼びかけた。まとめと行動提起を受け、市内デモに移った。
 寒風が吹き付ける中、「ウクライナ戦争ただちにやめろ!」「ガザ虐殺やめろ!」「トランプ・石破打倒!」の熱いコールが市内に響いた。高校生グループが拳を振り上げてコールに応え、トラックの運転手は窓を開け「頑張れ」とデモ隊に声援を送ってくれた。
(3・11反原発福島行動実行委員会)

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