団結ひろば 投稿コーナー

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週刊『前進』04頁(3384号04面04)(2025/02/24)


団結ひろば 投稿コーナー

反戦訴え7回目の埼玉デモ
 改憲・戦争阻止!大行進埼玉 齋藤知春

 2月16日に7回目となる埼玉反戦デモを浦和で打ち抜きました。
 直前まで街宣をしていた排外主義右翼が罵声を飛ばす中、リレーアピールで毅然(きぜん)と中国侵略戦争阻止を訴え、ビラを受け取って討論になる青年や、署名に応じる人が現れました。トランプと石破の顔に×(バツ)を付けた大看板を見て「トランプに×だって」と笑う声も上がりました。
 リレーアピールでは、反戦春闘を闘う動労連帯高崎や、道路陥没・下水道崩壊をもたらした公共部門の破壊に怒る自治体労働者、中国侵略戦争阻止・資本主義打倒を訴える高校生、青年労働者、長崎の被爆者、元教員、京大7学生への不当逮捕弾圧と沖縄の女性暴行事件に対する怒りのアピールなど、反戦の熱い訴えが街頭を席巻しました。
 その後、約30人で「中国侵略戦争反対!」「石破・トランプを打倒しよう!」「8兆7千億円の大軍拡予算を許さない!」「米を食わせろ! 生きさせろ!」と怒りの声を上げる反戦デモを打ち抜きました。
 介護事業所の相次ぐ廃業や高額医療の改悪が示す医療福祉の解体、米や野菜の高騰、社会インフラの崩壊などは、全て中国侵略戦争への突進が引き起こしています。
 生活を破壊し戦争をするしかないこんな社会を、今こそ世界の仲間とともに変革する時です。
 埼玉では3月に、航空自衛隊入間基地の司令部地下化に対する抗議行動を予定しています。
 巨大な反戦デモで米日の中国侵略戦争を阻止しましょう!

長野デモ・署名で最高の反応
 改憲・戦争阻止!大行進長野(準備会) K

 大行進長野(準備会)は月1回行っている中国侵略戦争反対の長野市内デモを2月16日に行い、リレートークに合わせて京都大7学生の逮捕弾劾・釈放要求の署名集めを行った。
 デモに向けて学園ビラまきも毎回行っているが、今回は地元の高校でやったらビラが70枚という過去最高の受け取りで実に反応がよかった。
 当日の署名集めでも、石川県からの旅行客と「能登を見捨てる石破は許せない」と話題になり、連れの人と共に「平和を守って」と即署名した。また広島大出身の地元在住者が「この事件知ってます。広島大の太田君も知ってます。逮捕はひどい。早く釈放して」と語りかけてきて2人で署名した。地元の大学生とも話になった。
 署名はわずか1時間程で31筆寄せられ、署名の勢いに励まされてデモに出発した。毎月のデモは定着しており、沿道から共に拳を上げる人も多い。デモで2・23新宿反戦デモ、3・8国際婦人デー闘争、3・11福島、3・30三里塚への結集を訴え、やり抜いた。
 デモ後に学習会をやり、本多延嘉元書記長の「レーニン主義の継承か、レーニン主義の解体か」の2ページ分を読み合わせた。「農民両極分解」とか「金融資本的蓄積様式」などの普段聞き慣れずチンプンカンプンだったマルクス主義の用語も、一つひとつ解説してもらって分かった感じになり、本多さんがハイレベルでスケールのでかい議論をしていることを痛感した。トランプ打倒と中国侵略戦争阻止闘争の世界史的意義も把握できてきた。
 米日帝国主義の中国侵略戦争を内乱に転化し、世界革命をやるぞ!

動労連帯高崎が総会を開催
 埼玉労組交流センター 新井 拓

 2月2日、埼玉県熊谷市内で国鉄高崎動力車連帯労働組合(動労連帯高崎)が第41回定期総会と団結旗開きを開催しました。昨年結集した女性組合員も参加し、多くの支援の参加と連帯メッセージが寄せられ、中国侵略戦争阻止の反戦・組織拡大春闘へ闘争体制を打ち固めました。
 総会の成立が確認され、来賓のあいさつを埼玉労組交流センター、一般合同労組さいたまユニオン、群馬合同労組から受けた後、木村洋一書記長が運動方針案を提起しました。昨年を「組合として『改憲・戦争阻止!大行進埼玉』の一員として闘うと同時に、激しい組織攻防に組合員全体で闘い抜いた激動の1年だった」と総括。鉄道を始め社会全体をぶち壊し、中国侵略戦争・世界戦争に凶暴に突き進むトランプと石破に対して、韓国やパレスチナを始め内乱的闘いが開始され、日本でも労働者民衆が怒り、本質的に内乱的な闘いを求めていること。だからこそ、怒りの先頭に立つ労働組合の路線が問われていると提起しました。25春闘をストライキで闘うこと、1047名解雇撤回の国鉄闘争の勝利、反戦・反原発闘争、組織拡大などの方針を提案し、採択されました。ストライキ投票も満票で批准され、スト権を確立しました。
 続く旗開きには漆原芳郎前委員長も合流し、組織攻防の渦中で行った事業所長追及の「ミニ蜂起」の話で大いに盛り上がり、新組合員は翌週の国鉄集会にも元気に参加しました。春闘ストライキに向かって闘うエネルギーと団結を強化しています。

『国家と革命』復権させよう
 東京・杉並 太田龍一

 米日帝国主義の中国侵略戦争に真っ向から立ち向かうべく執筆されたのが「共産主義者」221号に掲載の鹿野二郎論文「レーニン『国家と革命』に学ぶ」である。現在、日本階級闘争に求められている課題に応える好論文である。
 私たちがいま『国家と革命』を学ぶ意義はどこにあるか。国家権力に屈服し、階級協調、融和を説いてプロレタリア革命に敵対する勢力と闘い、大衆的に打倒していくことが必須不可欠の任務である。この闘いの核心が、レーニンが提起しているマルクス主義の国家論、革命論である。プロレタリア革命はブルジョア国家権力を打倒して既存の国家機構を打ち砕かなければならない。「私たちはブルジョアジーに脅威となることはしません」と労働者人民を永遠に権力の奴隷の地位に押しとどめようとする日本共産党を打倒しよう。
 わが党の二重対峙・対カクマル戦の地平は、ロシア革命以来の帝国主義本国の革命における武装解放闘争の経験として、世界史的意義を持っている。そして今、全学連を先頭に若者がどんどん立ち上がっている。われわれが『国家と革命』を復権する土台はこうして切り開かれている。

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