団結ひろば　投稿コーナー

辺野古新基地は阻止できる
　東京　山上なお

　沖縄の辺野古新基地建設が、無理に無理を重ねて強行されている。マヨネーズ状と言われる軟弱地盤の「改良工事」着工と称して海底に砂をまく「敷砂」を始めたのが12月28日、さらに１月29日には砂杭の打ち込み作業を開始した。これからさらに７万本超の杭を打っても、その上に滑走路を建設するなど夢のまた夢だ。
　当初３５００億円と言われながら、今や総工費は約２・７倍の９３００億円。さらなる「修正」必至だ。こんな埋め立てが完成することなど、絶対にない！
　それでも米日帝が辺野古にこだわるのは、中国侵略戦争の最大の出撃拠点となる沖縄で反戦反基地闘争を圧殺するためだ。
　建設現場での事故も多発している。１月20日には沖合で作業中だった起重機船（クレーン船）の船上で、クレーンでつり上げた銅製のアンカーが落下して跳ね上がり、接触した労働者が足の指を骨折。２月１日にも労働者が足を骨折する事故があり、３日の新基地建設関連工事が中止となったと報道されている。ただただ既成事実を積み上げるためだけに、十分な安全対策もなく、労働者を危険にさらして工事が進められているのだ。新基地建設現場では15日と25日に油の流出が確認されたとの報道もある。
　かつてジュゴンが泳いでいた海を荒らし、「基地はいらない！」という民意を踏みにじって強行される新基地建設など、百害あって一利なし！　戦争のための新基地建設は、絶対阻止！　絶対に阻止できる。

反帝反スタ本を学習しよう
　東京　畑田　治

　『反帝国主義・反スターリン主義とは何か―中核派の革命理論と時代認識』（前進社発行）は、中国侵略戦争阻止の反戦闘争を、革命に向かって組織化するための決定的な武器だ。
　とりわけ本多延嘉同志の「レーニン主義の継承か、レーニン主義の解体か」は「帝国主義段階におけるプロレタリア革命の一般理論」としてのレーニン主義革命論を、反革命カクマルへの批判を通して現代世界論、帝国主義論、国家・革命論、党組織論の全分野にわたって継承・発展させたものだ。執筆から50年以上経ってもその鋭さが変わらないのは、帝国主義、スターリン主義との激しい闘いが今も続いているからだ。ともに討論しながら理解を深めたい内容だ。
　本書にあるように、現代世界は、１９１７年のロシア革命をもって開始された〈帝国主義から社会主義・共産主義への世界史的過渡期〉である。その過渡期がスターリン主義の裏切りによって歪曲され、帝国主義の基本矛盾の爆発としての戦争の時代を迎えている。
　だからこそ世界革命を〈完遂〉する党の建設と飛躍が、死活的な課題になっているのだ。現在の中国の政治と経済の実権を握っているのは資本家階級ではなく中国共産党であるという事実の中にも「たとえ裏がえしされた表現であれ、世界史的転形期における党のもつ意義を積極的に確認」（３３０㌻）できるのではないだろうか。
　本多同志はまた、革命的共産主義者の構えとして、「革命の達成いがいに帰るべき一切の道を自己切断するとき革命家のあゆみは開始される」「党こそは、われわれがそこに生き、そこに死すところの革命家の思想体であり行動体である」（３３１～３３２㌻）と、きっぱりと述べている。
　私も、改めてこの厳しく爽快な言葉を胸に刻んで闘い続けたいと思った。

受刑者にもリハビリさせろ
　介護労働者　東京　大空　茜

　１月30日、横浜刑務所闘争に参加しました。昨年末に須賀武敏さんが近隣の病院で検査や治療を受けた話を聞き、これまでの闘いがそのような力関係を生み出したことをとてもうれしく思いました。しかし歩いて入所した武敏さんが、今では車椅子生活を余儀なくされています。持病の腰椎（ようつい）すべり症（脊柱管狭窄症〔せきちゅうかんきょうさくしょう〕との合併症）のためではなく、横浜刑務所の処遇で筋力が低下し歩けなくなっているのです。絶対許せません！
　刑務所では房内でさえ自由な姿勢を取ることができないそうです。監獄に収容されているだけでも相当な苦痛なのに、自由な姿勢を取ることさえできないなんて人権侵害も甚だしい。国家には受刑者の筋力まで奪う権利はありません。刑務所の中には「介護予防体操」を取り入れている施設もあるのに横浜刑務所では何も行われていないのです。応対した庶務課の女性課長に対し「医療としてのリハビリを行うこと」を強く要求しました。
　須賀陽子さんの遺志を継いで、今度は私たちが声を上げる時ではないでしょうか。武敏さんが出所できるまであと１年半。「医療的リハビリ」を実現して今より少しでも良い状態で息子さんと再会してほしいですし、反戦デモの最先頭で横断幕を持ってほしいです。
　６学生への不当逮捕も絶対に許せません。しかしこの弾圧は学生の団結が「威力」であることを認めた権力の悲鳴です。もっと「威力」を手にしよう。絶対に不起訴で奪還しよう！