戦争国会粉砕!石破倒せ 大行進が国会開会日闘争
週刊『前進』04頁(3381号02面02)(2025/02/03)
戦争国会粉砕!石破倒せ
大行進が国会開会日闘争
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(写真 8兆7千億円の大軍拡予算粉砕し石破政権打倒へ、25年国会第一波闘争に立った【1月24日 東京都千代田区】)
改憲・戦争阻止!大行進東京の呼びかける国会開会日闘争が1月24日、国会前で闘われた。首都圏を中心に労働者・学生約100人が結集し、改憲・戦争、大軍拡に突き進む石破政権と、それに追随する国会内の既成野党を串刺しにする第一弾の闘争として意気高く打ち抜かれた。
最初に大行進事務局の本山隆介さんが基調報告を行った。本山さんは「トランプ再登場=新政権発足と真正面から対決し、中国侵略戦争=世界戦争阻止の反戦闘争の大爆発を切り開こう」と呼びかけ、今通常国会での8兆7千億円の大軍拡予算粉砕が国会前半の最大の決戦であることを明らかにした。そして「長射程ミサイルの配備をはじめとした沖縄・南西諸島の軍事要塞(ようさい)化を阻止し、安保・沖縄闘争の大爆発を切り開こう」と訴え、2~3月の連続的な闘いで戦争国会を粉砕しようと呼びかけた。
続いて動労千葉の中村仁副委員長が発言に立った。「労働組合が戦争に反対するのは当たり前のことだ」「職場から戦争をさせない行動を起こそう」と熱いアピールを行い、昨年11月の国鉄1047名解雇撤回裁判の棄却判決はあまりにももろいものであり、闘えば勝てるという展望を語り、2・9国鉄集会への大結集を呼びかけた。
さらに船橋二和病院労組の飯田江美委員長が発言。この日、同労組は生活破壊的な低額ボーナスに対する積み上げ支給の要求と、就業規則不利益変更の白紙撤回を掲げて組合員全員でストライキに入り、国会闘争に合流した。飯田さんは「なんで人殺しのための軍事費に8兆円をばらまき、人が生きるための労働が死ぬほどにならないといけないんだ!」と怒りを爆発させ、国会闘争後に行われる厚労省への抗議行動への結集を呼びかけた。
洞口朋子杉並区議は、トランプがむき出しの排外主義をふりまき、中国侵略戦争に支配の延命を懸けて突き進もうとしていることを弾劾。また石破政権による大軍拡予算と対決する勢力は国会内には皆無であることを明らかにし、「自民党から共産党まで全部包囲するような国会闘争が今こそ必要だ」と渾身(こんしん)の訴えを行った。
山本志都弁護士は、自身が代理人を務めている安保法制違憲訴訟の中で明らかとなった日常的なパラシュート降下訓練の実態などを弾劾し、自国政府の戦争政策を止めるために行動しようと呼びかけた。
大行進神奈川の船木明貴さんは、昨年11月労働者集会とその結集運動の中で、自民党と既成政治に対する人々の根底的な怒りの爆発を示したと語り、「労働運動再生の可能性は11月集会運動の中にある」と断言した。
最後に全学連の女子学生が発言。戦時下の弾圧である広島暴処法弾圧を打ち破って5同志を奪還したことの意義を語り、昨年の闘いを通して実力闘争で闘えば権力にも勝てると実感した経験を語った。さらにトランプによる性的マイノリティーへの攻撃について触れ、「いま中国侵略戦争が行われようとしている中で、帝国主義の側に女性や性的マイノリティーが動員されるのか、私たち革命の側が獲得するのかが問われている。私有財産制を廃止することなしには、差別・抑圧からの解放はない。実力闘争で2025年決戦に勝利しよう」と訴えた。
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