奈良市従除名撤回裁判で証人尋問 元委員長と直接対決
週刊『前進』04頁(3379号04面05)(2025/01/20)
奈良市従除名撤回裁判で証人尋問
元委員長と直接対決
1月9日、奈良地裁で奈良市従除名撤回裁判の証人尋問が行われた。中国侵略戦争をめぐる緊迫の中、関西各地の仲間と傍聴した。
除名処分から6年、いよいよ当該の松本久由さんと大橋浩治・元委員長の直接対決だ。松本さんの尋問を通して、非正規職員Aさんのセクハラ・パワハラ解雇を阻止するために何度もビラを配ったことで組合活動停止から除名処分に至ったことがよくわかった。加害者のB組合員が「Aと関わるな」と恫喝(どうかつ)し、奈良市従本部の決定で「支部の機関紙発行は本部委員長・書記長の事前承認を受けないといけない」とされたが、本部批判を封じ込める検閲を拒否した。
大橋元委員長の尋問で、解雇に不安を抱えて組合加入を希望したAさんに「あなたは奈良市従には加入できない」と述べて支援も検討せず、切り捨てた事実が明らかになった。処分以降も定期大会で「処分はおかしい」「戻すべきだ」と声が上がるなど、現場組合員との団結が守られていることも伝わった。
この闘いは奈良市従だけでなく広島を始め自治労全体、連合支配を打ち破っていく闘いだ。判決は3月13日。全力で闘っていこう!
(奈良・新見透)