暴処法弾圧うち破ったぞ  出獄5同志の闘いの決意

週刊『前進』08頁(3376号04面01)(2025/01/01)


暴処法弾圧うち破ったぞ
 出獄5同志の闘いの決意

 全国から300人が結集した12・6広島地裁包囲大行動から6日後、8・6広島暴処法弾圧5同志の保釈奪還をかちとった。5同志・家族を先頭とする労働者人民の怒りの決起が戦時弾圧・人質司法を打ち砕き、5同志の解放へと結実したのだ。しかし、保釈金は一人500万円という高額であり、5同志の接触を禁止するなどの不当な保釈条件は許しがたい。圧倒的な保釈金カンパを集め、敵の弾圧を打ち破ろう。中国侵略戦争阻止を全力で闘い、暴処法弾圧裁判の完全無罪を勝ち取ろう。出獄した5同志の新年メッセージです。(編集局)

弾圧粉砕へより激しく闘おう
 冨山小太郎同志

(写真 冨山小太郎同志)

 闘春! 決戦の2025年となりました。
 12月12日、11月集会を頂点とする昨年の労働者階級の実力闘争によって、私たちはついに広島拘置所から釈放されました。289日にわたる獄中闘争を共に闘い、物心両面にわたって支援していただいた全ての仲間に感謝します。
 8・6広島暴処法弾圧は、日本帝国主義が中国侵略戦争に突き進む中で強行された戦時弾圧です。ヒロシマの反戦反核闘争を破壊するために右翼・日本会議が動員され、集会参加者が被害届も損害金もない「犯罪」をでっち上げられて長期勾留されることなど、絶対に許してはなりません。年明けから始まる裁判闘争を全力で闘い、私たちは何としても無罪を勝ち取る決意です。
 激しい弾圧は敵階級の恐怖の証明でもあります。弾圧を粉砕する最大の方針は、より激しく、より根底的に運動を拡大させるしかありません。
 24年が切り開いた地平に自信を持って、革命の帰趨(きすう)を決する25年決戦に全力を尽くします。
 共に闘いましょう!

実力闘争でもぎり取った保釈
 古郡陸同志

(写真 古郡陸同志)

 ご支援ありがとうございました!
 本弾圧は、G7広島サミット粉砕闘争などなどで、戦争に進む帝国主義をとことん追い詰めたからこその弾圧でした。8・6ヒロシマ暴処法弾圧被告にだけでなく、すべての人々に対して「闘いをやめろ」と強要する攻撃でした。
 これに負けることなく、力強い行動をいくつも実現してきました。原爆ドーム前での実力闘争、11月労働者集会、広島地裁包囲の怒りの大行動、全国・世界から寄せられた弾圧弾劾の声......まさに実力でもぎり取った保釈です。運動を通して運動への確信を深め隊列を大きくしてきたことも、とても重要な戦果です。
 私はみなさんの前進に力をもらって獄中闘争をやれていたわけですが、被告団だって闘いの土台を守ってきたのだと自負もしています。
 動も反動も吹き荒れる25年決戦が始まります。厳しい保釈条件も団結破壊の攻撃です。それでも、「闘えば勝てる」と証明した私たちならば、必ず展望を開くことができるでしょう。
 これからも共に!

被爆80年の8・6広島闘争へ
 髙田暁典同志

(写真 髙田暁典同志)

 皆さんのおかげで年内に保釈を勝ち取り、出てくることができました。ありがとうございます。
 2025年、被爆80年の8・6ヒロシマ闘争を、米日帝の中国侵略戦争を阻止する決戦として全人民的な結集をなしとげることに資するよう、団結、規律、指導、新聞を脳髄にたたき込んで裁判闘争に臨む所存であります。

革命党の闘いの蓄積を実感
 西納岳史同志

(写真 西納岳史同志)

 戦争か革命かの帰すうを決する2025年決戦を前にして、獄外の闘いの隊列に再合流することができました。弾圧以来の9カ月半、職場・街頭・地域において、「反戦反核運動つぶし・労働運動絶滅のための暴処法弾圧に抗して立ち上がろう! この戦争への道を実力で止めよう!」と声の限りに訴え、反撃を組織してきた皆様の団結した力がなければ、いまだに塀の内側にいたことでしょう。
 2024年の激動情勢に対する時代認識と、獄外の闘いが力強く前進している息吹は、弁護人以外との面会・信書を禁じる不当極まる「接見禁止措置」の弾圧下にあっても、「前進」を筆頭に発行物を通してリアルタイムで感じることが可能でした。まさに機関紙誌闘争の本領発揮です。
 加えて、監獄の隅々まで響きわたる激励と抗議の声が幾度となく組織されたことが、弾圧が意図した絶望の強制を完全に粉砕しました。心から感謝します。
 弾圧を通して国家権力が破壊しようとしたのは、反戦反核闘争、階級的労働運動(とりわけ自治体労働運動)、革命党の三つです。したがって、裁判闘争をはじめとする2025年の我々の反撃は、この「三位一体」の破壊策動との正面決戦となります。私たち被告団はその先頭で闘う任務に全力を尽くす決意です。
 獄中にあって最も頼もしかったのは、星野闘争をはじめとする革命党としての闘いの蓄積、関西生コン支部が切り開いた反弾圧闘争の地平でした。同時に、狭山をはじめとする権力犯罪に対して、ストレートに怒り決起する労働者階級の底力を揺るぎなく信頼することが、いかに大切なことかを学ぶことができました。
 暴処法弾圧粉砕の闘いの力を、大坂正明同志と須賀武敏同志を守り抜き取り戻す力に結実させる挑戦に臨む決意です。

労働者階級の団結が勝利した
 松木誉明同志

(写真 松木誉明同志)

 8・6暴処法弾圧被告5名は、12月12日に保釈出獄を勝ち取りました。年内奪還は8・6原爆ドーム前集会実現に続く広島反戦反核闘争の勝利です。
 一人500万円の高額保釈金を集めていただきありがとうございます。
 戦後日本労働運動は反戦闘争と一体です。広島反戦反核闘争はその中心です。中国侵略戦争に突き進む日帝の総力をあげた広島反戦反核闘争の根絶を狙った暴処法弾圧に、労働者階級は団結して一丸となって闘い勝利したのです。
 反戦闘争を通して階級的労働運動を再生させる闘いは、暴処法弾圧との闘いを通して着実に前進しています。労働者階級の団結した実力闘争こそ、戦争を止め社会を変える力です。
 ユンソンニョル政権打倒に向かって闘う韓国民主労総と団結し、労働者階級の国際連帯で中国侵略戦争を絶対に阻止しよう。
 中国侵略戦争を阻止する反戦闘争として裁判を闘い必ず無罪を勝ち取ろう!
 団結して闘おう!

このエントリーをはてなブックマークに追加