京大で全国学生反戦集会 大学を反戦の出撃拠点に

週刊『前進』08頁(3376号02面01)(2025/01/01)


京大で全国学生反戦集会
 大学を反戦の出撃拠点に

(写真 京大生をはじめ全国から100人が集まり、学内で意気高く反戦集会を貫徹【12月13日 京都市左京区】)


 12月13日、京都大学吉田キャンパス・クスノキ前広場で全国学生反戦集会を開催しました。主催は全学連と京大全学自治会同学会再建準備会。京大生を先頭に100人が結集しました。
 キャンパスに響きわたる力強いシュプレヒコールと、前日の8・6暴処法弾圧5同志奪還の報告で、高揚感をもって集会が開始されました。
 亀井陽慧全学連副委員長が基調報告を行いました。冒頭、本集会をユンソンニョル政権と闘う韓国人民と連帯する闘いとして打ち抜くことを確認。安保・沖縄闘争の爆発、日帝・石破政権打倒、京大学生処分撤回闘争勝利を軸に中国侵略戦争阻止の25年決戦への総決起を訴えました。
 矢嶋尋委員長は「学生の闘いが国家意思の貫徹を阻み、力関係を覆している」とアピール。「ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会」の清水早子さんのメッセージが紹介され、京大生が70年闘争を超える安保・沖縄闘争の爆発を勝ち取ろうと訴えました。
 広島大学から陳悠生副委員長が「暴処法弾圧をもてこにさらなる決起を爆発させ、今年の原爆ドーム前集会に勝利した」と報告し、続いて暴処法弾圧被告の一人である西納岳史さんのメッセージが紹介されました。
 さらに、闘う中国人留学生、女子学生、1回生が次々と発言に立ち、戦争を繰り返す社会を根本から変えようと訴えました。最後に、9月に2カ月の停学処分を受けた京大生が「反戦闘争に人生をかけて立ち上がろう」と発言し、団結がんばろうで集会が締めくくられました。
 その後、学内・市内デモに出発。沿道の学生・市民から圧倒的な注目を集めました。
 この集会は、全国の大学を反戦闘争の出撃拠点にしていく決定的な闘いとなりました。全国学生は全学連に結集し、中国侵略戦争阻止の先頭で闘おう!
(全学連書記次長・京都大学 池之端紗衣)

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