沖コル労組がスト決行 基地建設阻止行動と一体で
沖コル労組がスト決行
基地建設阻止行動と一体で
沖縄コールセンター労働組合(沖コル労組)は11月29日、ストライキに立ち上がりました。ストライキは、アルティウスリンク株式会社と親会社であるKDDI株式会社による非正規職労働者への強搾取と戦時下での労組破壊に対する怒りの決起でした。
この日、朝8時から組合員と支援がうるま市の沖縄IT津梁パーク内にある事業所前に結集し、組合旗と「スト決行中」の横断幕を掲げ、近隣のコールセンターにもビラをまき、業界全体を労働運動と反戦闘争で変えようと訴えました。
9時の始業前には、ストに突入する仲宗根光洋委員長が会社側へスト通告を行いました。富田晋前委員長の解雇撤回をはじめとする全労働者の待遇改善に必要不可欠な要求に対し「ゼロ回答」であった経営側を弾劾し、前委員長が体調不良を理由に解雇されたことに反対する「病気休暇の拡充を要求する署名」55筆を会社側へ提出し、多くの労働者が労組潰しに怒っているのだと示し、ストに突入しました。
正午からは、コールセンターが集中する沖縄IT津梁パーク内でデモ行進を行いました。スト決行中の横断幕や「生きられる賃金をよこせ」「労働者を病気に追い込む職場を変えよう」というコールを聞いた労働者が手を振ったり、建物内から撮影するなど注目を集めました。
午後3時からは事業所から2㌔離れた中城湾港で、改憲・戦争阻止!大行進沖縄主催で辺野古新基地建設のための土砂搬入を阻止する抗議行動に参加し、港湾で働く労働者に「戦争協力にストで立ち向かおう」と訴えました。
午後5時からの総括集会では、全国からの連帯メッセージを読み上げ、支援に駆けつけた仲間からも感想が語られました。仲宗根委員長は「非正規職として多くのモノが資本に搾取され果ては戦争で命まで奪おうとする。これ以上何も奪わせない、奪い返すストだった」と述べ、梶原健汰書記長も「沖縄の軍事化は許せない。中国侵略戦争を阻止しよう」と訴えました。梶原書記長によるシュプレヒコールと団結がんばろうで終日ストを締めくくりました。
(沖縄コールセンター労組・仲宗根光洋)