須賀同志の獄中医療に進展 横浜刑務所申し入れ行動 外部病院での検査・診察へ

週刊『前進』04頁(3374号03面04)(2024/12/09)


須賀同志の獄中医療に進展
 横浜刑務所申し入れ行動
 外部病院での検査・診察へ


 迎賓館・横田爆取でっち上げ弾圧で横浜刑務所に下獄している須賀武敏同志の獄中医療の保障を求める申し入れ行動を11月29日、20人の参加で行いました。
 須賀さんは10月22日夜、「これまでにない腹部激痛により七転八倒」するという症状に陥り、急きょ25日に横浜けいゆう病院(警察病院)での腹部CT検査が行われました。心配されていた「肝臓、腎臓、脾臓(ひぞう)の悪性の疾患はみられないが、膵臓(すいぞう)に『のう胞』が存在するため、今後半年以内に腹部CT検査を実施する必要あり」との所見でした。
 須賀さんの症状の深刻さに加え、従来からの主治医である内科医及び整形外科医の要望書、そして神奈川県弁護士会人権擁護委員会への人権救済申し立てや繰り返しの申し入れ行動などが横浜刑務所当局を動かし、重い腰を上げさせたのです。何よりも、須賀さん本人の粘り強い闘いの勝利と言えます。
 まず、11月18日に東日本成人矯正医療センター(医療センター)でMRI検査及び泌尿器科での超音波検査が行われました。この検査画像を須賀さん本人に示しながら画像診断し、医師は「腰部疾患については前回に比べると緩和している」と診断したそうです。
 須賀さんも、この検査・診察結果については「私も納得しています」と手紙で述べています。
 さらに、11月19日に循環器内科医の診察が実施され、須賀さんがかねてから希望していた横浜栄共済病院の循環器内科の専門医の検査と診察も認められ日程調整に入っているそうです。外部医療機関での検査・診察にようやく道が開けたのです。
 今回の申し入れ行動はこれを踏まえて、①須賀さんの医療センターへの移監、②横浜栄共済病院での適切な検査・診察・治療の実施の2点を中心とする申入書を板垣が読み上げた後、所内でのリハビリの実施など須賀さんの病状の改善を求める意見を参加者から次々と庶務課長につきつけました。
(迎賓館・横田爆取でっち上げ弾圧元被告 板垣宏)
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