アマゾン青梅で初のスト シフト制勤務導入やめろ

週刊『前進』04頁(3374号02面03)(2024/12/09)


アマゾン青梅で初のスト
 シフト制勤務導入やめろ

(写真 国際連帯反戦ストとして、大幅賃下げ・解雇攻撃のシフト制導入の白紙撤回を求め地域の仲間と共に決起【11月29日 東京都青梅市】)

 アマゾンの「ブラックフライデーセール」初日となる11月29日、多摩連帯ユニオン・アマゾン青梅事業所分会は、東京都青梅市にあるアマゾンの拠点倉庫=青梅FC(フルフィルメントセンター)において、分会初のストライキを決行した。大山尚行分会長が朝8時から午後7時までの指名ストに立ち上がった。
 11・29ストライキは、労組つぶしとイスラエル軍事支援で悪名高いアマゾン資本に対する世界各地のストライキ、抗議行動、街頭デモなどの国際連帯闘争の先陣を切る闘いであった。また沖縄コールセンター労組の11・29ストと連帯し、米日の中国侵略戦争阻止、辺野古新基地建設阻止、安保粉砕・全基地撤去、横田基地撤去を全労働者に呼びかける反戦ストとして闘いぬかれた。現場には多摩連帯ユニオン、三多摩労組交流センター、東京西部ユニオンの仲間が駆けつけ、沖縄コールセンター労組をはじめ全国の労組から連帯メッセージが寄せられた。
 7時から青梅FCの正門前に立ち、出勤してくる労働者に分会ニュースを手渡すと、「がんばってください」と次々に激励の声がかけられた。
 闘いの最大の焦点は、雇用主のアマゾン下請会社ワールドスタッフィングAMZN青梅事業所が前夜に提示してきた「シフト制勤務の導入」問題だ。仮に「シフト制勤務」が導入されれば青梅事業所の全労働者が大幅賃下げを強いられ、さらに解雇または自主退職に追い込まれていくことは不可避だ。これに対し分会は「時給1500円への賃上げ」「休憩時間75分の実現」に加え、即座に「シフト制勤務の導入絶対阻止」を掲げ、結集した仲間とともに正午からスト決起集会を打ち抜き、青梅事業所の髙橋所長に対する緊急申し入れ行動を行った。
 アマゾンの労組弾圧担当が「敷地内に入るな」「警察を呼ぶぞ」と脅してきたが、これを全員で弾劾し、大山分会長が申入書を直接、髙橋所長に手渡した。夕方は午後5時30分から7時まで、夜勤労働者の出勤に合わせて正門前ビラまきを行い、ここでも激励の声が続々と上がった。
 2025年、アマゾンの全労働者は必ず決起することを確信させるストライキ闘争であった。
(多摩連帯ユニオン・アマゾン青梅事業所分会 大山尚行)
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