〝女性が反戦の先頭に立つ〟 新宿 沖縄米兵の女性暴行を弾劾
〝女性が反戦の先頭に立つ〟
新宿 沖縄米兵の女性暴行を弾劾
12月1日、新宿で反戦女性集会&デモを240人の結集でかちとりました!(4面に主な発言要旨)
基調を矢嶋尋全学連委員長が報告。沖縄米兵の少女暴行事件について、「性暴力事件の多発は、中国侵略戦争に向かって沖縄の米軍が、素手で殺害を平然とこなせるような、人間性を破壊する訓練を行う中で起こっている」と弾劾し、このような現実からの解放は、「国家に『権利拡大』をお願いすることではなく、女性が労働者階級として反戦闘争・政治闘争を先頭で主体的に闘い、政治と暴力を奪還し、戦争を止め、資本主義を終わらせる以外にない」と明らかにしました。
半年前から活動に参加した青年労働者は、「低賃金・長時間労働の苦しみから、新自由主義の理屈に支配され生きづらくなることに疑問を覚え、そのような構造を変えるために活動に参加するようになりました。社会運動というと男性主体のイメージがありましたが、多くの女性たちも主体的に活動していることにとても励まされています。ぜひ団結して闘いぬきましょう」と感動的なアピールを行いました。
婦人民主クラブ全国協からは荒井素子代表と、新たに加わった女性労働者が発言。さらに、ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会の清水早子さんからの連帯メッセージが紹介され、三里塚反対同盟婦人行動隊の木内敦子さんが「かつての農村では閉鎖性が強く、女性は自分で財布すら持てなかった。闘争が始まり『家族ぐるみの闘い』の方針が出てから、女性が先頭に立って三里塚闘争を闘いぬいてきた。闘いと団結のなかに女性の解放がある!」と訴えました。
泉陽会労組委員長の新井佳世子さん、動労千葉、自治体・教育・JRの労働者が発言し、そして全学連の女子学生が次々とマイクを握りアピールしました。
「日本がかつてアジアを侵略したこと、その中で女性たちが踏みにじられてきたことを忘れるわけにはいかない。日本政府による慰安婦問題の抹殺と、沖縄県警と米軍が少女に対する性的暴行を隠ぺいしたことは同じ目的だ。私たちは二度と慰安婦にならない、誰のことも慰安婦にさせない」(全学連・Mさん)
「戦争と性暴力は切り離せない。今月13日は南京大虐殺の犠牲者を追悼する日。南京大虐殺の中で行われた中国人女性たちを狙った大量レイプの事実をなかったことにさせない。日本帝国主義足下の女性は二度と戦争に協力してはなりません」(全学連・Aさん)
「私のような女性たちが革命を選び、分断を乗り越えて体を張って闘っています。安保粉砕・全基地撤去、全人類解放まで闘います」(全学連・Bさん)
「女性、セクシュアル・マイノリティーは、戦争に向かって極限化する差別のもとで自己否定を強いられ、性的に消費され、揚げ句には殺されてきた。この現実への怒りを、中国侵略戦争阻止・石破打倒の反戦闘争に結集しよう!」(西村凌風・全学連書記次長)
集会後は新宿駅を一周するデモを行い、大きな注目と共感を集めました。
集会は、中国侵略戦争と一体で女性への差別攻撃が激化する中で、資本主義・帝国主義打倒こそが展望であることを示し、女性革命家の集団・団結体が鮮烈に登場したことが決定的です。さらに仲間を組織し、ロシア革命の口火を切った女性たちの闘いをよみがえらせ、来年3・8国際婦人デーの爆発をかちとろう!
(改憲・戦争阻止!大行進杉並 洞口朋子)