暴処法弾圧粉砕へ総決起を 12・6広島に駆けつけよう

週刊『前進』04頁(3373号02面02)(2024/12/02)


暴処法弾圧粉砕へ総決起を
 12・6広島に駆けつけよう


 8・6広島暴処法弾圧は、米日帝国主義の中国侵略戦争への突進を背景とした文字通りの戦時治安弾圧である。
 2023年5月の広島での主要7カ国首脳会議(G7サミット)粉砕闘争、それに続く同年8・6広島闘争は、国家権力や右翼の襲撃を粉砕する実力闘争として闘い抜かれ、広島の反戦反核闘争を解体し変質させるという日帝・岸田の狙いをことごとく打ち砕いた。これに大打撃を受けた国家権力中枢が広島市当局を先兵として仕掛けてきたのが8・6暴処法弾圧にほかならない。今年の8・6当日における「平和公園全面封鎖」「検問所設置」による原爆ドーム前集会の禁圧攻撃は、この暴処法弾圧と完全に一体で、ドーム前からの「自主退去」=日帝国家権力への全面屈服を迫るものとしてあった。そしてこれらの弾圧を通じて、8・6ヒロシマ大行動を中心とする革命的反戦闘争をたたきつぶし、被爆者を先頭に戦後連綿と闘われてきた広島の反戦反核運動を根絶しようとしたのである。
 その上で、この8・6暴処法弾圧の本質的な狙いは何よりも革共同への弾圧、すなわち戦時下における革命党の全面的な非合法化とその解体・根絶にあることをはっきりさせなければならない。革共同は2月に開催した第9回全国大会で、米日帝の中国侵略戦争―世界戦争突入に対し、「連帯し、侵略を内乱へ」の戦略的総路線のもと日本階級闘争の内乱的発展をかちとり、自国政府=日帝打倒に向かって反戦闘争の大衆的・実力闘争的爆発をかちとることを確認した。この9回大会路線を貫徹するものとして、今夏8・6広島闘争では平和公園封鎖を実力で粉砕してドーム前集会をかちとり、11・3全国労働者総決起集会の歴史的成功へ上り詰めたのである。
 これにより8・6弾圧にかけた敵の狙いは半ば粉砕されたといえるが、敵はこの状況に追い詰められているからこそ、革共同破壊を本質的な狙いとする凶暴な攻撃を激化させている。5同志の長期投獄を自己目的とした露骨な「人質司法」攻撃をかけ、裁判公開の大原則も踏みにじる違憲そのものの密室審理(公判前整理手続き、3者協議など)を被告の存在をも無視して強行しているのだ。断じて許すことはできない。
 米帝トランプ次期政権の登場と日帝・石破の危機によってますます加速する中国侵略戦争情勢、そしてそのもとで迎える来年「被爆80周年」8・6―8・9をめぐる激突情勢は、8・6暴処法弾圧との闘いを、ますます日帝・国家権力と革共同・労働者階級との最先端の激突攻防へと押し上げずにはおかない。
 この歴史的な階級決戦の勝利をかけ、完全黙秘・非転向を貫き闘う5同志の年内奪還をなんとしてもかちとろう。12・6広島現地へ全国から駆けつけよう!
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