団結ひろば 投稿コーナー
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11・3労働者集会に参加して
総括を重ね11月切り開いた
香川連帯ユニオン書記長 吉田康彦
香川からは、倍増とまではいかないが昨年を上回る仲間が参加した。集会で印象に残ったのは関生支部・武谷新吾副委員長の「厳しい総括こそ、次の闘争につながる」という言葉だ。
まさにこの1年間、私たちは一に総括、二に総括と議論に議論を重ね、具体的な闘争を準備・実践し、次の闘争につなげていくことを課題にした。そこが難しい壁だが、常に厳しい総括をすること、原則を曲げない団結をつくること、これこそが新たな主体的情勢を切り開くと実感している。
昨年の11月集会以降、12月の教員の仲間のスト、1月の星野絵画展と反戦デモをもって開始した高松港軍港化阻止の闘い、ミサイル避難訓練反対と護衛艦入港弾劾闘争、さらに4月の沖縄デー、5月の星野絵画展を闘い、「自らが星野・大坂になるんだ」という決意を新たにした。
その超反動として、教員の仲間へのレッドパージ! それを打ち砕くため、私たちは職場や地域にビラを配り、香川県当局に何度も抗議や申し入れを行った。これは「教え子を戦場に送るな」と闘う者への選別的首切りであると同時に、反戦の闘いが前進していることの表れでもある。この総括こそが「琉球弧を戦場にするな」の上映会を20カ所近くで開催する力になり、8・6広島、そして11・3への情勢をたぐりよせた!
しかし、まだまだだ。戦争絶対反対の責任勢力として力をつけ、全世界の労働者民衆と団結し、石破・トランプ打倒だ! 日米による中国侵略戦争を阻止し、労働者、労働組合こそが社会変革の先頭に立とうと決意を新たにしている!
5人の仲間を必ず取り戻す
八尾北医療センター労働組合執行委員 A
日比谷野外音楽堂の入り口をくぐる前から学生たちの勢いのある声が響いて、会場の熱気を底上げしてくれているようだった。
私たちは八尾北労組の髙田暁典君をはじめ8・6暴処法弾圧で不当逮捕された5人の仲間を必ず取り戻す。今日はその大きな目標がある。
さらに民間空港である八尾空港に対戦車ヘリコプター「コブラ」が飛来しており、空港と隣接する陸上自衛隊八尾駐屯地を合わせ周辺1㌔範囲が、住民の土地利用や日常的な個人情報を監視する「注視区域」に指定された。夜間訓練で住民の安心を脅かしておいてさらに監視とは! 地元だけでもこれほどの懸念があるのだから、全国各地でも南西諸島をはじめ、戦争へ向かう足音がどれだけ響いているのか。「琉球弧を戦場にするな」で最前線と言える場所で闘う姿を示して下さった清水早子さんの登壇に深い感動を覚えた。
また、同じ大阪の高槻医療福祉労組委員長の冨山玲子さんが、妻として母としての苦しみの中にありながらも「年内に釈放させる」と力強く決起された姿、やはり最前線で闘っていて本当に光り輝いていた。
一人一人から湧き出している戦争を止める力を束ねたら怖いものなどない。
これこそが労働者の闘いだ
首都圏・高校生 柄崎仁成
11月集会に今回で2回目の参加となる。参加して「これこそが労働者の闘いだ!」と感じた。
労働者の闘いは、ただ目先の利益にとどまるものではない。今、ウクライナ戦争が泥沼化し、ガザで大虐殺が帝国主義の支持のもとで行われ、さらに中国侵略戦争のための軍拡・戦争準備が進められている。この情勢下で連合は「賃金さえ上がれば」とこれに加担する産業報国会と化し、体制内左派は大政翼賛会の一翼と化している。そんな中で、この11月集会は唯一、自己解放を目指す労働者の闘いの場、真に戦争を止めるための労働者の闘いの場として勝ち取られた。
そして、集会は国際労働者階級の闘いと、労働者の圧倒的な力強さを改めて教えてくれた。共産党はとんでもない排外主義へと堕落し、国際連帯と遠くかけ離れた存在となっただけでなく、労働者の闘いを選挙の一票へと転化させる徹底的な反革命となった。しかし、今回の集会に参加した全ての、各国から来た労働者がつくり上げている闘いは、労働者の圧倒的な力を証明した。国境などという壁は存在しない。国境を越えた労働者階級の力で、抑圧、差別、そして戦争の元凶である帝国主義を打倒することができる。それこそが唯一の方法である。
この11月集会の前後に、総選挙と米大統領選が行われた。しかし、労働者の選択肢は選挙などでは断じてない。11月集会は終わったが、闘いはこれからである。
はっきりと言おう、革命はこれからである! 共に更なる巨大な闘いを勝ち取っていこうではないか!
現場労働者の訴え心に迫る 首都圏 A
家族と共に参加しました。2年連続の参加です。
各登壇者の熱い訴え、それに呼応する会場の雰囲気は、希望と光に満ちあふれているように見えました。その心が結集したような雰囲気と光景に涙が出そうになりました。
海外からの参加者の発言も、その言語はわからなくても、力強い話し方から連帯と運動への意気込みが伝わり、感動せずにはいられませんでした。
労働者はいざ「戦争」となれば、他国の人を殺すために働かされることになります。そんなことは誰が望むでしょうか。誰も望まない。ならば訴えて闘っていくしかない。平和のための行動の最前線としてこの集会があると感じ、非常に大切なものに参加させていただいたのだと改めて思いました。
続いてのデモ行進では、我々に侮辱的なジェスチャーをする白人男性がいました。私たちが訴える「パレスチナに自由を」「ガザ虐殺をやめろ」が非常に気に入らなかったようです。右翼団体の怒鳴り声も響き渡りました。「戦争反対、琉球弧を戦場にするな、虐殺をやめろ」というメッセージを伝えているだけで、なぜこんなに警察や右翼団体はいきり立つのでしょうか。あちら側の行動は異様に見えました。私はまっとうな事をしているだけなのに、と思いました。
参加させていただき本当に良かったです。現場の労働者の方の訴えもすべて心に迫ってきました。ありがとうございます。
日韓連帯強化し闘う先頭に
首都圏・学生 青春18
11・3集会は、「国際連帯」という方針のもと、韓国の労働組合運動の歴史と現状について学ぶきっかけとなりました。
集会に参加した民主労総は、韓国で最大の労働組合として、新自由主義と長年闘い、春闘・秋闘が絶えず繰り返され、強力な成果を上げています。それに対して日本では、中曽根による国鉄分割・民営化から新自由主義による労働組合破壊が始まり、労働者の権利は失われてしまいました。
最近では、御用組合の連合と支援政党の国民民主党が、自公政権に公然と投降の姿勢を見せており、絶対に許せません。日本の御用組合は、資本家と闘う意思を全く持っていません。
しかし、11・3集会は、現在の日本における労働運動の先駆として、御用組合と完全に決別し、動労千葉はじめ真の労働組合が集結しています。動労千葉と民主労総ソウル本部は長年にわたる連帯関係にあります。
学生の私たちに、何ができるでしょうか? 韓国の1980年代の闘争には「労学連帯」という偉大な伝統がありました。私たち学生も、日韓連帯・世界連帯を強化し、反動的な資本家や御用組合と積極的に闘う先頭に立ちましょう!
11月集会が活動の出発点に
首都圏・学生 真田 淳
11月集会に参加した皆さんは、強い情熱を持っていました。それはただの熱意にとどまらず、具体的な行動へとつながるものでした。参加者一人一人から、社会の不正を正そうとする意欲がひしひしと伝わってきました。未来を変えたいという強い決意が宿っており、その姿勢はデモの聴衆などの周囲の人々にも大きな影響を与えていました。
集会では、各国との連帯を大切にする姿勢が強調されているように感じました。国境を越えた連携が、私たちの活動の基盤であることを再認識しました。
また、後ろの立ち席からは、スタッフが様々な努力をしている姿が見えました。彼らは、私たちの活動を支えるために日々尽力しており、活動の方向性を示してくれる重要な存在なんだなと感じました。彼らの頑張りがあってこそ、私たちの活動は成り立っているのだと改めて感じました。
集会の中で交わされた意見やアイデアは、参加者同士の絆を深めるだけでなく、今後の活動に向けた具体的な指針ともなりました。参加者同士のディスカッションを通じて、様々な問題に対する理解が深まり、新たなアプローチを考えることができました。
私にとって11月集会は単なるイベントではなく、活動の新たな出発点となりました。参加者全員が一つの目標に向かって団結し、共に進む姿勢は、とても美しかったです
青年の獲得へ今が正念場だ
関東 永田明広
11・3労働者集会に初めて参加しました。ここには世界中の仲間がいる。みな生き生きとしている。共に生きて闘う場がここにあることを共有できた。素晴らしい一日でした。
闘う仲間の活躍を目の当たりにして、自分は何ができるのか。自分は何をなすべきか。人々の中に入っていき、一人一人に声をかけよう。若い仲間を獲得して登場させたいと思う。反帝・反スターリン主義とは何か。マルクス・レーニン主義とは。もう一度学び直し、確信と自分の言葉で若者に語りかけよう。
ひざをかばいつつ何とか最後まで歩き切ることができて大変うれしかった。デモの隊列の後ろには万余の青年が登場の準備をしている。そんな気がします。
情勢は切迫している。今が正念場ではないか。来年の会場を埋めつくすための第一歩だと確信しました。
肉声で聞き行動する力得た
関西 Y
大行進豊中の人たちに誘われて初めて11・3全国労働者総決起集会へ参加しました。これまでは新聞記事などを読んで共感していましたが、今回肉声でそれぞれの熱い気持ちを聞いてみて、伝わり方が違うなと思いました。思わず発言後の人へ話しかけ、連絡先も交換してしまいました。
世界の人道的な労働者階級の人たちとどんどん連帯し、今の非人道的な社会をひっくり返していくよう努力・行動していくエネルギーをもらいました。
久々の東京はあちこちに新しい高層ビルや地下街の店舗がつくられていて、この足るを知らない社会倫理・正義を放棄した様な欺瞞(ぎまん)的な成長路線の社会の姿に本当にうんざりした気持ちになりました。
しかし、この社会不適合・異端児の怒りを誇りにして、尊厳を大切に頑張ろうと思いました。不法な入植・ジェノサイド、侵略や軍事産業化を狡猾(こうかつ)に正当化・容認し、擁護・加担する情けない経済至上主義・新自由主義に負けずにあらがい続ける元気をもらいました。
一刻も早く8・6暴処法弾圧被告の西納岳史君たちが釈放され、また一緒に集会・デモができることを望んでいます。共に頑張りましょう。
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訪韓闘争に参加して
日帝足下で戦争阻止へ闘う
法政大学 小川智史
訪韓では、日本帝国主義が韓国を統治していた時代や、今も一貫して韓国労働者を抑圧してきた許せない歴史に肉薄し、それに対して労働者階級が不屈に闘い続ける姿に感動した。
西大門刑務所歴史館では、日帝の植民地支配からの独立を勝ち取るために、朝鮮の民衆が武装蜂起で闘った歴史と、それを拷問によって弾圧した様子を表す展示があった。その姿に身震いしたが、もっと衝撃的だったのが、そのような弾圧に対して朝鮮の民衆の民族解放闘争が爆発していったことだ。これにはすごく高揚した。
チョンテイル(全泰一)記念館では、チョンテイル烈士が労働環境の悲惨な現実に対して焼身自殺を行ったこと、それに応える闘いとして爆発した光州蜂起では、韓国政府の抑圧に対し市民が銃を持って闘う姿、そしてイハンニョル(李韓烈)記念館での6月抗争の映像に感動した。労働者こそが社会を変える主人公なんだと確信できた。
そして民主労総労働者大会では、ユンソンニョル退陣を要求する10万人のデモを経験した。韓国の労働者階級は一貫して闘っている。この力に依拠することこそが帝国主義を打倒する唯一の方法だと確信した。
占領時代から今に至るまで、日帝が韓国の労働者を使い捨てにし、果ては中国侵略戦争にたたき込むことを絶対に許すことはできない。韓国の労働者の血叫びに応え、日帝足下の労働者階級の一員として最後まで闘い抜く決意が固まった。
民主労総の闘いの意義実感
沖縄大学学生自治会 赤嶺知晃
訪韓闘争には複数回参加していますが、今年は動労千葉労働学校で韓国労働運動の歴史を事前に学習したので、民主労総の闘いの意義をより深く感じました。
特に、11月8日に訪れたチョンテイル記念館は印象に残っています。
朝鮮の労働者人民は、戦前は日帝の支配と命がけで闘い抜き、1945年8月15日の「光復」以降は祖国を取り戻す闘いに立ちました。
しかし、直ちに米帝とソ連スターリン主義によって南北に分断され、民族分断を強いられます。「韓国」建国過程では、米帝が南側での単独選挙の強行を狙い、韓国全土で激しい反対闘争が闘われました。チェジュ(済州)島4・3事件として知られる運動に対し、米軍の容認のもと、村を丸ごと焼き払う大量虐殺が行われました。48年の単独選挙の強行=韓国建国で、左派的労組が非合法化され、政府・与党と一体の韓国労総が発足しました。
軍事独裁政権下でも韓国の労働者民衆は闘い、70年にはチョンテイル烈士が労組結成集会に対する警察の解散命令・暴行に焼身抗議をしました。このチョンテイル烈士精神を継承しようと、民主労組運動が始まりました。改めて、あらゆる分断・抑圧体制を打ち破って民主労総が誕生したことに感動しました。
そして9日には、南北の軍事緊張が極限的に高まる中で、民主労総がユン政権打倒を掲げて10万人の集会を闘い抜いていることにも感動しました。
日米韓軍事同盟粉砕に向けて、沖縄から反戦闘争を大きく発展させていくために決意を固めました。
韓国労働者と共に闘いたい
教育労働者 馬場良史
韓国・ソウルに来て最初に感じたのは労働者がエネルギッシュで笑顔が多く、街がとてもきれいだなということでした。チョンテイル記念館を訪れ、資本家のすることは万国共通で「人の命より金もうけ」なんだなと思いました。私は教育労働者ですが、学校崩壊も、日本とアメリカが一緒になって始めようとしている中国侵略戦争も「命より金」で、韓国の労働者と団結して絶対戦争を止めなければならないと決意を新たにしました。
民主労総の闘争に参加して、若い労働者が多いなとうらやましく思い、数万にも及ぶ隊列に圧倒され、韓国の労働組合の力を見せつけられました。
しかし途中で民主労総と警察との間で激突が起きました。あの時あの大隊列全ての労働者が決起し機動隊に立ち向かったなら、私たち労働者は自らの力を実感し、誰も私たちを押さえつけることなどできないと証明する闘争になったなと思いました。日本でもあれだけの労働者が立ち上がれば、8・6原爆ドーム前の闘いをもっと大きな規模で実現して戦争を止めることができると確信しました。
西大門刑務所歴史館を見学し、日帝の侵略の歴史を目の当たりにしました。拷問の様子などおぞましい展示もありますが、韓国の人々が小さい子どもを連れてたくさん来ており、しっかり歴史を教えようとする姿が印象的でした。翻って、日本にはアジア侵略を反省する施設があまりないことに危機感を抱きました。屋台で食事をしていると韓国の若者が友好的に接してくれ、労働者に国境はないと改めて思いました。
侵略の歴史を繰り返すことのないよう、韓国の人たちと共に闘っていきたいと強く思う訪韓でした。