選挙と対決し怒りのデモ 「戦争とめ差別・抑圧なくす行動を」 広島で反戦女性集会かちとる
選挙と対決し怒りのデモ
「戦争とめ差別・抑圧なくす行動を」
広島で反戦女性集会かちとる
広島市内で10月27日、婦人民主クラブ全国協議会広島支部、広島県労組交流センター女性部、8・6ヒロシマ大行動実行委員会の呼びかけで反戦女性集会を開催しました。総選挙の当日に、女性を先頭に50人の仲間が集まりました。
はじめに、2月広島暴処法弾圧から8・6集会規制をうち破った、広島での闘いの動画を上映しました。
続いて、主催者からのアピールを労組交流センター女性部の森実智恵美さんが行いました。森実さんは、「今年の8・6ヒロシマの闘いは、反戦集会禁止、多数の機動隊の動員や逮捕の脅しに対して、中国侵略戦争・核戦争へ日本が踏み込むための攻撃だと怒りをたぎらせて一歩も引かず、原爆ドーム前を明け渡さず勝利した」と闘いの地平を確認したうえで、「その闘いの最前線に多くの女性が立ち、解放感にあふれてエネルギッシュにいきいきと行動したこと」の重要さを強調。「広島でも反戦闘争の先頭で闘った経験から、私たちの行動に戦争を止める力があり、女性に対する差別・抑圧、性暴力をなくすこともできると感じる。すべての政党が中国侵略戦争を進めている国会や総選挙に私たちの未来はないと確信した」と訴えました。そして、①中国への侵略戦争阻止、②女性の戦争動員拒否、③米軍による女性暴行事件弾劾、④11・3集会には戦争を止め、社会を変える力がある! 結集しよう、という4点を結論として力強く提起しました。
婦人民主クラブ全国協からは沖縄・岩国での米兵による女性暴行への怒りの発言があり、自治体労働者は前日の岩国基地への「キーン・ソード25」中止の申し入れ行動と岩国駅前街頭宣伝の報告を行いました。
被爆2世、在日の女性の仲間も闘いの決意を表明。ユニオンに所属する在日の仲間は、「日本国籍がなく選挙権はないが、失望はしていない。8・6のように、労働者民衆の団結した行動で社会を変えることができる」と訴えました。
8・6ヒロシマ大行動実行委共同代表の室本けい子さんは、「団結して声を上げたら切り開いていけるという自信ができた。戦争への突入に、いても立ってもいられない。暴処法弾圧に加担する裁判所を許さず、5人を絶対に取り戻そう!」と呼びかけました。
安芸太田町議の大江厚子さんは、来年4月の町議選に立ち、米日帝国主義が「台湾有事」を起こすことを狙っている27年を迎え撃つと決意を表明しました。
集会後、自民党広島県連前で、「キーン・ソードを今すぐやめろ! 女性の戦争動員を拒否するぞ!」と怒りの声を上げ、闘争初参加の女性を含めて明るく力強くデモ行進をしました。沿道でデモを見かけ、「平和都市広島で反戦デモ!」と緊急で動画を配信してくれる人もいて、確信に満ちた行動となりました。
自民党・石破政権への怒りが与党を過半数割れに追い込みました。労働者民衆をなめるな! 私たちには力がある!
(広島県労組交流センター女性部・矢田三恵)