動労千葉物販に協力し最後まで闘い支えよう

週刊『前進』04頁(3369号02面05)(2024/11/04)


動労千葉物販に協力し最後まで闘い支えよう


 国鉄1047名解雇撤回闘争を支える動労千葉冬季物販への協力を訴えます。
 1047名裁判の東京地裁判決が11月13日に出されます。前回7月31日の裁判で、裁判長は原告が求めた井手と深澤の証人採用を拒否し、不当にも結審を強行、傍聴に駆け付けた組合員と支援者を暴力的に退廷させました。この暴挙を怒りを込めて弾劾します。
 11月13日の裁判と東京地裁包囲デモに結集し、反動判決を粉砕しましょう。どんな判決が出されても、裁判は高裁―最高裁へと継続し、闘いは続きます。解雇撤回・JR復帰をかちとるまで、引き続き物販への協力をお願いします。
●安全を崩壊させたJR
 JRの安全崩壊はとめどなく進行しています。
 7月22日に発生した東海道新幹線での保守用車両の追突・脱線事故について、JR東海は「ブレーキの点検方法を14年間、誤っていた」と説明しました。信じがたい事態です。
 JR東日本でも「単線区間に上下線から同時に列車が進入」「作業中に感電死」「新幹線が停車位置を520㍍もオーバー」「まともにブレーキ点検が行われず保守用車両が追突して脱線」「東北新幹線が走行中に分離」などの重大事故が連続しています。
 貨物列車の脱線事故をきっかけに発覚した輪軸組み立て作業の不正は、JR各社や私鉄で長年、続いていたことが明らかになりました。JR東日本は2017年時点の調査で1187本の改ざんが判明していながら、隠し続けていました。
 さまざまな技術分野でそれぞれの技術力を持つ労働者を養成することは、鉄道会社の根幹をなす業務です。それを放棄すれば安全が崩壊するのは当然です。
 しかしJR東日本は、来年4月から新系列車両の機能保全業務を外注化できるようにし、駅にある検査派出を本区と融合して縮小しようとしています。その対象となる千葉派出の昨年の出動実績は774件、西船橋派出は523件。これだけの件数に本区からの出動で「迅速に対応」することはできません。
●物販で労組に分け入ろう
 職名を廃止し、外注化と「業務融合化」を強行するJRの姿は、国鉄分割・民営化の破産を示しています。国鉄分割・民営化は改憲と戦時体制構築を目的に行われた戦後最大の労組破壊攻撃でした。中国侵略戦争が迫る中、これと対決してきた動労千葉の闘いはますます重要です。物販で全国の労働組合に分け入り、戦争を阻止する闘う労働組合を再生させましょう。

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