大坂裁判 目撃供述はねつ造だ 弁護団が控訴趣意書
週刊『前進』04頁(3368号04面02)(2024/10/28)
大坂裁判
目撃供述はねつ造だ
弁護団が控訴趣意書
1971年11・14沖縄返還協定批准阻止闘争(渋谷暴動闘争)に決起し「殺人罪」をでっち上げられた大坂正明同志と弁護団は10月18日、東京高裁第5刑事部(伊藤雅人裁判長)に控訴趣意書を提出した。一審懲役20年の超反動判決を打ち破る闘いがいよいよ本格化する。無実の大坂同志奪還へ全国で闘いを強めよう。
「すべての米軍基地を今すぐ撤去せよ!」。日米安保体制を揺るがす沖縄人民の決起と連帯した本土労働者人民の沖縄奪還、安保粉砕・日帝打倒の実力闘争に恐怖した国家権力が、沖縄闘争圧殺と革命党つぶしという政治的・階級的目的をもって仕掛けた弾圧が、星野文昭同志や大坂同志への重罪攻撃だ。公判で明らかになった大坂同志が無実である事実の一切を無視・抹殺し、でっち上げ供述調書だけで有罪とした極悪の一審判決(高橋康明裁判長)を我々は断じて許さない。
大坂同志は100%無実だ。袴田事件で暴かれたように、国家権力は階級支配を維持するためには証拠すらねつ造する。大坂同志を「目撃した」なる供述調書は、大坂同志と全く面識のないデモ参加者(群馬の少年ら)への「取り調べ」と称する拷問で権力が強制してでっち上げたものだ。
600㌻を超える控訴趣意書に貫かれているのは、でっち上げ供述調書への怒りだ。袴田事件でも供述鑑定を行った心理学者ら6人が「この供述調書には、真実の記憶にあるべき要素が何一つない」と断じた。でっち上げ粉砕へ闘おう。
大坂同志は控訴趣意書で「裁かれるべきは私ではなく、政府の沖縄政策であり、政府そのものです」と訴えている。今こそ国家権力への怒りを爆発させる時だ。11・3全国労働者集会を全力で闘い、労働者民衆の反戦の力で日本帝国主義を打倒しよう。11・23東京拘置所デモ―11・24大坂控訴審勝利・星野国賠勝利集会に集まろう。戦争・権力犯罪に怒る労働者民衆と共に中国侵略戦争を阻止し、大坂同志を取り戻そう。