反戦軸に階級性貫く 合同・一般労組全国協が大会
週刊『前進』04頁(3368号02面04)(2024/10/28)
反戦軸に階級性貫く
合同・一般労組全国協が大会
(写真 合同・一般労働組合全国協が定期大会を開催し、11・3日比谷6千人結集へ全力で闘うことを誓った【10月20日 千葉市】)
合同・一般労働組合全国協議会は10月20日、千葉市のDC会館で第17回定期大会を開催した。米日帝国主義の中国侵略戦争―世界戦争阻止に向けて階級的労働運動をあらゆる地域・職場で実践し、11・3日比谷へ6千人を組織するために全力で闘うことを誓い合った。
動労千葉OB会の永田雅章会長からの連帯あいさつの後、東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会分会長の吉本伸幸全国協代表が、「第3次世界大戦が迫っている中で、それと闘う労働組合がここに集まっている。11・3日比谷に向けて徹底討論し、団結して闘おう」と提起した。
第1号議案として、「東京中部ユニオン」の除名が幹事会から提案された。同労組は、階級的労働運動路線に敵対し、警察権力を集会に呼び込もうとしたことを開き直り、何より「戦争反対は労働者に通じない」と主張し労働者蔑視の思想に完全に取り込まれている。同労組には弁明の機会が与えられたが、抗議文を送り付けてきただけで大会を欠席し、除名決議は満場一致で可決された。
さらに第2~4号議案として総括・情勢・方針が提起され、討論が行われた。広島連帯ユニオンの宮原亮委員長は、あらゆる党派が原爆ドーム前から逃亡する中で8・6闘争を貫徹したことにより、われわれが情勢決定要因となっていると報告した。またこの間全国各地で闘われてきた反戦春闘・ストライキをどう支援し発展させていくかが議論になり、「中国侵略戦争阻止を労働組合の第一の任務にしよう」「労働者蔑視の思想と対決し、解雇撤回・非正規職撤廃の原則的立場で闘おう」「関西生コン支部、港合同昌一金属支部への弾圧を粉砕しよう」という意見が次々と出された。
議案採択が行われ、11・3全国労働者総決起集会へ残り2週間の組織戦を最後まで貫徹することを全員が決意した。