郵政労働者は反戦闘争の先頭に 中国侵略戦争阻止を正面から訴え11・3組織戦を最後まで貫徹する 革共同郵政労働者委員会
週刊『前進』04頁(3368号02面02)(2024/10/28)
郵政労働者は反戦闘争の先頭に
中国侵略戦争阻止を正面から訴え11・3組織戦を最後まで貫徹する
革共同郵政労働者委員会
全国の郵政労働者のみなさん! 11・3労働者集会に集まり、ともに歴史的な闘いに立ち上がろう。闘うことを放棄したJP労組幹部に遠慮せず、郵政資本との激突に躊躇(ちゅうちょ)せず、「中国侵略戦阻止! 日帝・石破政権打倒!」の先頭に郵政労働者が立とう。一人でも多くの仲間に「中国侵略戦争を止めるため11・3日比谷へ行こう」とストレートに呼びかけよう。
この呼びかけに労働者は必ず応えてくれることを、私たちは今年の闘いでつかんできた。5・15沖縄、8・6広島、9・22横須賀での国家権力・機動隊との激突の最先頭には常に郵政労働者の姿があった。なぜなら、米帝基軸の戦後世界支配体制の崩壊と米日帝の中国侵略戦争突入という激動情勢の到来、プロレタリア革命情勢の到来を確信したからだ。そこでつかんだのは、「中国侵略戦争は阻止できる、帝国主義は打倒できる」という巨大な高揚感と深い確信だった。帝国主義打倒の反戦闘争、「連帯し、侵略を内乱へ」の闘いこそが革命に向かう路線であり、労働者大衆を獲得する。残る1週間、11・3を組織しぬこう。
内乱的激突の時代
10月19日の自民党本部への火炎瓶襲撃、首相官邸への車両突入事件は、労働者人民の戦争―生活破壊への怒りが沸騰する中で、一昨年の安倍銃撃や昨年の岸田への爆弾投擲(とうてき)に続き、階級闘争が内乱的に非和解化していることを示した。「あれくらいのことは起きて当然」といった意見の多さは、大衆の意識が根本的に変化しつつあることを示している。11月5日の米大統領選も、その結果がどうであれ米帝の政治的・経済的危機の激化は不可避であり、アメリカ階級闘争が内乱的に発展していくのは必至だ。
労働者階級は「内乱」と「革命」を求めている! これを押しつぶし、日帝の延命を狙った石破の衆院解散・総選挙クーデターは、打ち破られつつある。「10・19」の背後にある資本主義・帝国主義への怨嗟(えんさ)と根底で結びつき、怒りを解き放つものとして「われわれの選択肢は11・3日比谷だ! 戦争を止め、社会を変える力がここにある」と訴えて職場・街頭で闘ってきた。
崩壊的危機にあるブルジョア支配を総選挙を通して全力で支えているのが、「日米同盟堅持」「防衛力強化」を掲げた立憲民主党や日本共産党スターリン主義だ。私たちはこんな選挙に労働者の選択肢はないことをはっきりさせて、11・3結集を呼びかけてきた。労働者階級は支配階級やその擁護者に身をゆだねるのではなく、自らを階級として組織するために11・3大結集をかちとらなければならないことがますます鮮明になった。
JP労組中央倒せ
「戦時下」の郵政職場はどうなっているか? 圧倒的な人員不足(JP労組ですら機関誌『JP総研リサーチ』巻頭で「超人手不足時代~この危機をどのように乗り越えていくか~」と特集を組まざるをえない)、強労働、パワハラ、非正規職化、分断と支配の労務管理——すべてが2007年郵政民営化の破産であり、資本主義そのものの破産だ。民営化の大破産に追いつめられた郵政資本は、「生産性向上」を叫んでさらなる合理化、過重労働、低賃金の攻撃を強めている。JP労組中央はこれと闘うどころか、6月全国大会で「郵政資本救済運動」に完全に転落した。「戦争反対」の立場を完全に投げ捨て、「郵便局を利活用し活路を」などと生産性向上運動の先兵となることを宣言した。しかし、全国にくまなく存在する22万人のJP労組組合員が団結して本気で立ち上がれば、戦争を止め、疲弊した職場も必ず変えることができる。このどうしようもない職場への怒りを解き放つためにも、資本主義・帝国主義を打倒する反戦闘争で郵政労働者を獲得することが決定的だ。郵政資本の最後の脅しは「強制配転」であり、それは労働者から誇りも経験も仲間も奪う激しい攻撃だが、「追いつめられているのは帝国主義と郵政資本だ」と腹をくくった労働者に恐れるものは何もない。
鍵は自身の変革に
連合支配を打ち破る闘いが郵政職場でも始まっている。階級意識の巨大な変化は郵政職場にこそある。ある同志は、5~9月の闘いで得た確信から、中国侵略戦争阻止のために一歩踏み出そうと職場の仲間から署名を集め、11・3集会チケット販売に決起した。その中で確信をますます固めている。既成野党が総屈服し、排外主義がふりまかれる中で、即時的には私たちのストレートな主張が理解されないこともある。しかし、労働者階級の深部に流れる赤い血の叫びはその出口を求めている。問われているのは私たち自身の闘い方とオルグの変革であり、「中国侵略戦争を阻止しよう! ともに帝国主義を倒そう!」という正面からの踏み込みだ。最後まで職場にこだわって組織戦をやり抜き、11・3へ郵政労働者の総決起をかちとろう!