団結ひろば 投稿コーナー

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週刊『前進』04頁(3367号04面03)(2024/10/21)


団結ひろば 投稿コーナー

11・3集会6千人結集へ!闘いは進む

大学で街頭で連日の組織戦
 全学連副委員長・京都大学 亀井陽慧

 石破政権の解散総選挙の大反動と中国侵略戦争情勢のもとで、11・3集会がますます死活的になっています。京大では全学連大会の成功・新体制確立を受け、直ちに一丸となって蜂起的な組織戦に入りました。
 まず何より、学生・労働者・市民の前に「中国侵略戦争阻止!」を正面から訴えて登場しています。朝から教室に置きビラをし、昼休みには学内で弾圧に来る職員とぶつかり合いながら情宣、夕方には大学近隣で情宣、そして最低でも週1回は同志社、立命館、大阪大などの他大学に展開しています。休日は大行進京滋の仲間と市内で情宣、さらに市民団体のパレスチナ連帯デモにも登場し、「虐殺の元凶=帝国主義を打倒しよう」と訴えています。
 組織者を組織することも決定的に重要です。会議・学習会での「前進」を用いた討論や、デモ・街宣への組織化を綿密に行い、中国侵略戦争―世界戦争切迫の時代認識、「連帯し、侵略を内乱へ」の路線でゴリゴリ一致をつくっています。全学連大会に初めて参加した学生は、民青の友人に学習会を提起して組織化しました。2年前から11月集会に参加している市民の方は、今年はチケットを20枚(!)購入して、他潮流の活動家にもどんどん切り込んでいます。
 11・3日比谷6千人結集こそが青年・学生の唯一の選択肢です。残り2週間、最後まで諦めず組織戦をやり抜きましょう。

展望語り組織者を次々拡大
 全学連・広島大学 神野豊典

 全学連はこの間、11・3集会6千人結集へ全力で闘い、集会の組織者を次々につくり出しています。その教訓を共有します。
 何よりも「6千人結集で中国侵略戦争阻止、首都東京に内乱を」の展望・現実性を生き生きと語ることです。半年間の大衆的反戦闘争、特に8・6ヒロシマの勝利を経験し、闘えば戦争を止められる!という実感が学生に充満しています。
 10・7パレスチナ連帯闘争では、つい半年前に出会った時には右翼の街宣車におびえていた学生が最前線で闘い、「前にいてスクラムを組んでいたほうが安全だと思った」と発言しています。反戦闘争への決起の中で「連帯し、侵略を内乱へ」の路線に獲得されています。後で「大使館前に集まったような人が6千人集まれば、何だってできるんだよ」と議論するとその学生は深くうなずき、「選挙では何も変わらない」「心当たりのある人を組織したい」と語っていました。
 街頭の反応も目に見えて変わっています。「話が聞きたくてビラを受け取った」という学生が増えています。駅前の喫煙所の人が全員こっちを向いて演説を聞き、通行人も立ち止まって聞き入り、署名し、チケットもものすごく売れました。現情勢の核心問題が中国侵略戦争であることを暴露し弾劾するアジテーションがはまった時、労働者の反応はものすごいです。残り2週間、全力を尽くして6千人結集を実現しよう!

変わるべきは私たち自身だ
 改憲・戦争阻止!大行進神奈川 伊村拓海

 石破政権の登場と急激に進む戦争情勢に人民の意識が変わっています。それに対し11・3集会6千人組織化へ「私たち自身が変わらないといけない」と意識して活動しています。街頭・職場で既成の枠組みを越え一歩踏み込んで討論を起こすことで前進しています。
 ある労働者は同僚に「戦争反対は誰でも言える。中国侵略戦争をさせない行動を」と訴え、沖縄の現実を示して奮闘しています。
 「琉球弧を戦場にするな」の上映会では戦争への危機感が強く語られ、絶望感を持っていたり、「戦争をしたがるやつなんか人間じゃない」と言う人もいます。「戦争は資本主義、帝国主義の問題だ」と提起したら、11・3集会チケットを2枚買ってくれました。別の上映会でも3人が参加を表明しました。
 街頭では総選挙反動と対決して県内キャラバンに取り組んでいます。「私たちの選択は11・3日比谷。石破も野田もぶっ飛ばせ」と書いたビラを渡すと、高校生や外国人とも討論になりチケットが売れ11・3参加が決まります。ビラまきは今までの1・5倍。まず自分が戦争の現実に怒りをもって登場し、「自国の戦争に反対して戦争を止める」と呼びかける元気な訴えが相手の展望を開きます。変わるべきは私たちです。6千人結集へ残りの期間を全力で闘いぬきましょう。

杉並先頭に戦争勢力と対決
 改憲・戦争阻止!大行進東京 井坂 理

 11・3集会参加の倍増へ「地元」東京は、総力で闘っています。青年・女性の反応が顕著です。
 杉並では10月15日、杉並区議会で洞口朋子区議が意見開陳で中国侵略戦争の切迫と阻止を訴えて議場を圧倒。岸本区政が保守政策を引き継いでいると弾劾し自民党と日本共産党にたたきつけました。この区政の最先兵が共産党です。「岸本区政防衛のため」だとして立憲民主党に保守政策をのませている事態が暴かれ、「野党共闘のシンボル地区」杉並で崩壊は鮮明です。共産党は都知事選でも総選挙でも米日の中国侵略戦争、ガザ大虐殺と対決しない。戦争翼賛を競う自民、立民にすり寄る共産党に党員・支持者が怒り、11月集会と大行進運動に次々と参加を表明しています。
 石破による「総選挙クーデター」と、全政党が「国を守るために誰が中国・北朝鮮と戦争できるか」を競う選挙に対し、怒りや疑問こそあれ、のみ込まれる労働者はいません。確信をもって提起すれば、ビラの受け取りは2倍化、3倍化しチケットも売れます。先日は街頭で小学生が沖縄上映会に「行く。歴史を学ばないと」と声をかけてきました。ガザの子どもたちの姿を見ていれば当然です。
 職場全体、地域全体を相手に労働者階級の決起をとことん信じて、昨年を倍する結集へ11月3日当日まで力を出し切ります。

中国侵略戦争の討論で飛躍
 改憲・戦争阻止!大行進関西 望月 達

 関西での11・3集会6千人結集組織化の格闘を報告します。
 関西A地区では、8・6広島暴処法弾圧反対署名を職場で集める挑戦をしています。いくつもの職場で20~30筆もの署名決起が起きています。さらに「戦争反対」の討論の中身の飛躍をしようと議論しています。「米日による中国侵略戦争」を伝えるために活動年数に関係なく全員が真剣に格闘し、基軸国アメリカ帝国主義の崩壊や中国スターリン主義の問題など、宣伝・扇動を洗練させる----「前進」をわがものとした議論や行動が大切です。失敗を恐れずチャレンジしていきましょう!
 B地区での格闘では、中国侵略戦争がいつ起きても不思議でない情勢であり、帝国主義者が戦争挑発をしあっている情勢をストレートに伝えたいがなかなかうまくいかず、「戦争には反対だが、まだその時じゃない」とデモより自分の予定を優先する実態があります。しかし「その時」は近い。職場で起こっていることは全て戦争攻撃です。「こども誰でも通園制度」は兵士の確保だけでなく、自治労の解体であり民営化・廃止で労組を解体していく攻撃です。長い間、討論してきた仲間が日比谷に行くと決意しました。台湾海峡を巡る情勢を知って戦争突入を確信したのです。話をして良かった。さらにオルグを進めていきます。

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全学連大会と横須賀闘争で
 首都圏・学生 高籏 昇

 私は9・22横須賀闘争の米軍基地への申し入れ行動で機動隊と衝突する最前列にいた。何が反戦闘争に向かわせるに至ったか。8・6広島闘争を間近で見たからであり、全学連大会に飛び入りで参加したからである。大会では身命を賭して闘う学生の姿があった。
 「私も人間です!」というマイノリティーからの叫びを私は忘れない。障がい者や女性、性的マイノリティー解放闘争における当該からの迫真の報告は、全学連が社会変革の先頭に立っていると実感するものだった。性的マイノリティーなどへの差別は資本主義・帝国主義に原因があるとする分析は鮮明であり、分断を乗り越え団結して階級闘争に取り組もうという呼びかけに全力で応えなければならないと決意した。
 ある学生は沖縄の反基地闘争で「平和を守るために体を張るのは当たり前」という島民の言葉を教えてくれた。中国侵略戦争を前に今こそ主体性が問われている。黙っていては戦争は止められない。
 9・22闘争への参加は真実から目をそらしてきた自分自身の改革でもあった。8・6原爆ドーム前集会に現場で合流できなかったのは、単に機動隊が集会を封じ込めていたからではなく私が権力と対決することを恐れたからである。バリケードは私の心の中にあった。9・22闘争で、過去の日和った自分との決別を果たせた。全身全霊で反戦・実力闘争を闘いたい。

高松でパレスチナ連帯闘う
 日教組香川三観地区教職員組合副委員長 須藤角一

 パレスチナ人民の10・7蜂起から1年----イスラエルと帝国主義国によるガザ大虐殺と戦火の拡大を絶対に許してはならない。黙認は虐殺への加担だ! 私たち改憲・戦争阻止!大行進・香川は、パレスチナ人民の命がけの決起に応え、本気で連帯しその闘いに肉薄するため、10月7日当日にデモを行うことを決めた。
 その日に向けて毎週末に高松の繁華街でパレスチナ旗を立てて街宣を行い、海外の方から「ありがとう」と丁寧にあいさつされ写真を撮られるなど、今までにない反響があった。
 10・7当日は、まず県庁知事室に「高松港の軍港化を許すな!」の申し入れを行い、香川県教育委員会では「仲間の解雇を撤回せよ!」と、教育長の淀谷圭三郎に申し入れと抗議行動を闘った。
 デモでは、数人の高校生が一緒に歩きながらコールし、労働者が足を止めて写真を撮り、外国人観光客は手を振って応えてくれた。最後の「団結頑張ろう!」に参加した若者もいた。私たちデモ隊と街を行く人のあいだには、人間が人間として生きていける社会の萌芽(ほうが)がある!
 中国侵略戦争に突き進む石破新政権を労働者の団結で倒す時だ! 戦争反対のせの字もない選挙反動情勢をぶっ飛ばし、11・3集会6千人結集を実現し、その力で戦争をとめよう!

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