泉陽会労組 パレスチナと連帯しスト決行 戦時下の介護崩壊に怒り
週刊『前進』04頁(3367号02面03)(2024/10/21)
泉陽会労組
パレスチナと連帯しスト決行
戦時下の介護崩壊に怒り
(写真 実力闘争の力を確信し、利用者・勤務中の同僚たちとも団結して施設敷地内でシュプレヒコール【10月7日 東京都練馬区】)
私たちはパレスチナの蜂起から1年の10月7日、「ゆとりある介護がしたい」と反戦ストライキに立ち上がりました! 40人もの方のご参加と数々の連帯メッセージ、どうもありがとうございました‼
「国力」のすべてを軍事に投入する中で社会保障は切り捨てられ、多くの介護現場が崩壊状態です。特別養護老人ホームでは食事・排泄(はいせつ)・入浴に追われ、レクや散歩などの「余暇活動」はほとんどできません。低賃金、人員不足、過重労働……この現状を変えようと会社と闘ってもゼロ回答! 戦争のために労働者、ご利用者が踏みにじられてたまるか! 怒りを解き放つ「ストライキをやろう!」と決めたのは、8・6ヒロシマを闘ったからでした。組合結成16年目にして初のストライキ。「私たちを踏み台にして他の介護施設でも立ち上がってほしい!」という思いも込めての決断でした。
当日は「敷地内で争議行為をするな」と弾圧する会社との真剣勝負でした。会社は本部から職制を呼び、カメラを何台も回して威圧しました(不当労働行為!)。しかし、「会社から許可された範囲での労働運動」で要求が実現できるのか⁉ 戦争を止められるのか⁉ 命がけで闘うパレスチナ人民、逮捕や処分を辞さずに「ガザ大虐殺やめろ!」と闘っている世界中の人々と連帯することができるのか⁉ 私たちは迷わず敷地内で声を上げました。「賃金上げろ!」「人を増やせ!」「太陽の光を浴びたい!(ご利用者の声)」など、朝と昼、計5回上げたシュプレヒコールは現場にも届いたそうです。団結の力で怒りが解き放たれました!
その後はイスラエル大使館闘争と新宿反戦集会・デモに合流しました。警察の暴力を目の当たりにした副委員長は「警察は市民を守らない」と感じたそうです。一日を闘い終えて、「ストライキこそ実力闘争! この力がもっと広がれば戦争は止められる!」と確信しました。組合員との団結も深まり、11・3集会にはみんなで参加します。実力闘争で戦争を止めましょう!
(泉陽会労働組合委員長・新井佳世子)