横刑は治療保障を 須賀さんへの医療放棄を弾劾
週刊『前進』04頁(3366号04面04)(2024/10/14)
横刑は治療保障を
須賀さんへの医療放棄を弾劾
9月27日、迎賓館・横田爆取でっち上げ弾圧で横浜刑務所に下獄している須賀武敏さんの治療を求める申し入れ行動を17人の結集で行いました。18回目となる行動は9・22横須賀闘争の勝利を引き継ぎ、11・3集会6千人結集と一体の闘いとしてかちとりました。
中国侵略戦争下の獄中者への処遇は極めて過酷なものとなっています。須賀さんは9月初め「お尻全体に強い痛みが生じ、工場作業にも支障をきたす」と訴えましたが、整形外科医の診断は「筋弛緩(しかん)剤を増量して様子を見る」というものでした。筋弛緩剤で筋肉の力を弱めれば、腰椎(ようつい)すべり症・脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)はより悪化せざるをえません。下獄以前からの主治医である整形外科医は「信じがたい! これが整形外科医のすることかと、がくぜんとせざるを得ない」と激しく弾劾し、横刑当局と法務省に対する要望書で「直ちに専門医に見せるべき」と強く要求しました。
さらに13日、僧帽弁閉鎖不全症が判明しました。須賀さんは腰椎すべり症・脊柱管狭窄症に加え、狭心症を含む心臓疾患、腎臓疾患、逆流性食道炎など複数の疾患を抱えており、刑務作業の強制や、激痛時の任意の横臥(おうが)許可拒否などは拷問・虐待に等しいといえます。
須賀さんの命と健康を守る闘いは待ったなしの段階に来ています。反戦闘争の大爆発と一体で須賀さんへの獄中医療を保障する闘いを必死でやり抜こう。
(迎賓館・横田爆取でっち上げ弾圧元被告 板垣宏)