入管法と民族差別と闘う関西集会 〝排外主義と戦争許すな〟

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週刊『前進』04頁(3366号04面03)(2024/10/14)


入管法と民族差別と闘う関西集会
 〝排外主義と戦争許すな〟

(写真 国際連帯で戦争を止めよう! 11・3集会6千人結集の実現へ全力で闘い抜こうと全体で決意した【10月6日 大阪市】)


 10・7パレスチナ蜂起1年、石破新政権登場という情勢下で10月6日、「中国侵略戦争反対!改悪入管法粉砕!入管法と民族差別と闘う関西集会」を大阪市立中央会館で110人で開催しました。
 集会は第一に、3月22日に逝去された在日朝鮮人2世・許用皓(ホヨンホ)さんを追悼し、その遺志を引き継ぐことを、参加者全体で固く確認しました。
 許さんは9歳で1948年の阪神教育闘争を闘った戦士です。阪神大震災で日本の運動と出会い、北朝鮮スターリン主義と分岐した許さん。かねひろ運輸解雇撤回闘争や「朝鮮戦争に反対する在日朝鮮人の会」代表を担った許さん。黙祷(もくとう)で、彼に続き国際連帯で戦争を止めようと全員が誓いました。
 第二は、韓国・旭非正規職支会がAGC(旧旭硝子)と闘い、解雇撤回・正規雇用をかちとった勝利に学んだことです。ビデオ上映と港合同昌一金属支部・木下浩平委員長の話で鮮明になりました。木下さんが資本・権力による労組破壊攻撃との息詰まる展開の中で旭支会が原則を貫いたこと、日韓労働者の国際連帯の力で勝利を実現したことを、国鉄闘争や昌一金属支部闘争に引き付けて語ったことなどが印象的でした。
 第三に、関西労組交流センターの深町加代子さんの基調報告です。①中国侵略戦争は開始されている、②8・6広島で勝利をかちとった、③改悪入管法の問題、④いかに闘うかについて、「それは自国の戦争を止めることであり、すべてを11・3労働者集会6千人結集の実現へ闘おう」と鮮明に提起しました。
 続いて、民族教育つぶしと闘う元東大阪市教組の村田孝子さん、在日・滞日外国人労働者と団結し改悪入管法と闘う関西合同労組・山口幸一書記長、日教組奈良市・有田雅行委員長、八尾北医療センター労組・灰垣美佐子書記長が決意表明を行いました。
 第四は、集会後の難波までのデモです。家族連れのレバノン青年のアピールを始め外国人や若者とエールを交わし、デモには多くの合流がありました。
 中国侵略戦争情勢がすさまじい勢いで進行しています。首相となった石破茂はかつて「戦争に行かない人は死刑」と公言した人物です。しかも日本帝国主義は深圳(しんせん)事件で中国への敵意をあおっています。これこそ「暴支膺懲(ぼうしようちょう=横暴な中国をこらしめる)」として、日本軍が1937年7月の通州事件を利用したのと同じ手口です。この排外主義と戦争阻止のために、職場・労働組合、地域から11・3集会6千人結集へ突き進みましょう!
(大阪北部ユニオン・柳昭二)

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