舞鶴を戦争拠点にするな 府職労舞鶴支部を先頭に
舞鶴を戦争拠点にするな
府職労舞鶴支部を先頭に
舞鶴市の東舞鶴駅南公園で9月29日、実行委員会主催の舞鶴行動を100人の結集で打ちぬいた。舞鶴、祝園(ほうその)、神戸港、八尾空港、関西新空港、大阪港を中国侵略戦争の拠点にする攻撃のもとで、反戦反基地闘争を闘う改憲・戦争阻止!大行進に結集する労働組合や学生、闘う組織が全関西から駆けつけ、一堂に会する画期的な集会となった。
京都府職労舞鶴支部の仲間が司会を務めた。基調報告に立った長岡達也支部長が「ガザ10・7蜂起から1年、イスラエルは『自衛権』と称してパレスチナ人民を4万人以上虐殺している。レバノンへの攻撃を開始し、中東全面戦争の危機が到来。海自護衛艦『さざなみ』の台湾海峡通過など、帝国主義による世界戦争が引き起こされようとしている」「舞鶴でも司令部地下化、トマホーク配備、弾薬庫増設と戦争に向けた動きが激しく進んでいる」と現下の情勢を明確にし、11・3労働者集会への6千人結集が戦争を止める力になると提起した。
各地から決意表明が続いた。全国金属機械労組港合同昌一金属支部からは、労組破壊攻撃との闘いが第2ステージに入ることが報告された。地元自治体労働者の発言に続いて、NAZEN関西は10月の「キーン・ソード25」を弾劾し、「自民党新総裁の石破茂は核武装論者であり、中国侵略戦争で核使用も容認する立場だ。再稼働阻止の闘いを!」と訴えた。大行進奈良は「祝園闘争と舞鶴闘争が連携して闘おう」と発言。大行進兵庫は、神戸港の「非核三原則」が空洞化して米艦船の修理や開発が企てられていることを暴露し、兵庫でも反戦集会を開催することを宣言した。大行進河内は、8・6広島暴処法弾圧の仲間の即時奪還と八尾空港の軍事使用反対の闘いを報告した。飛び入りの福井の青年も発言に立った。全学連は9月25日に京都大学当局が5学生に下した有期停学処分を弾劾、9・22横須賀闘争を報告し「すべての労働者人民に中国侵略戦争阻止のスローガンが通じる時代になっている」と鮮明に発言した。大行進京滋の相川文男さんが集会をまとめた。
集会後のデモでは、海自艦艇直近で停留して自衛隊員に戦争拒否を訴え、警察権力も妨害できない解放区を現出させた。最後に海自総監部への申し入れ行動を貫徹した。
この闘争は、戦争推進を呼号する石破を直撃した。全参加者が、9・22横須賀実力闘争の地平を引き継ぎ、舞鶴でも実力で戦争を止める決意を固めた。
(京都 自治体労働者・樋口直)