教育労働者は11・3に総決起を 中国侵略戦争絶対阻止へ今こそ立ち上がる時だ! 革共同教育労働者委員会

週刊『前進』04頁(3365号02面03)(2024/10/07)


教育労働者は11・3に総決起を
 中国侵略戦争絶対阻止へ今こそ立ち上がる時だ!
 革共同教育労働者委員会


 教育労働者のみなさん! 東京・日比谷野外音楽堂で開かれる11・3全国労働者集会は、米日帝国主義の中国侵略戦争を全力で阻止する大反戦集会だ。今、教育労働者・教職員組合がやるべきことは、世界の労働者階級の一員として職場・組合を挙げて反戦闘争に立ち上がり、差し迫る中国侵略戦争を始まる前に止めることだ。全国、世界の労働者と連帯し、11・3日比谷に教育労働者・教職員組合の大隊列を登場させ、石破新政権を打倒し、中国侵略戦争を絶対に阻止しよう!

現場組合員が先頭で決起

 私たちの目の前で自国の政府が音を立てて中国侵略戦争に突入している。米中が激突するこの戦争は世界戦争であり核戦争だ。日帝・自衛隊が戦後初めて全面参戦する。石破は「アジア版NATO」「核共有」を叫び、沖縄、日本全土、台湾、中国を地獄の戦場にたたき込もうとしている。日帝は再びの「オキナワ、ヒロシマ、ナガサキ」への道に踏み込んだ。立ち上がるのはまさに今だ!
 労働者・労働組合が戦争・核戦争を阻止する強固な決意と団結を固めれば、必ず戦争は止められる。それを示したのが8・6広島闘争だ。広島平和公園での立ち入り規制・集会禁止に対し、私たちは原爆ドーム前に徹夜で座り込み、「一歩も引かず」反戦反核集会を貫徹し、警察権力に指一本触れさせずに勝利した。これこそ、被爆者を始めとする日本労働者階級の反戦反核運動の力だ。
 その先頭には、日教組奈良市を始め連合傘下で反戦を闘う多くの組合員が立った。日教組奈良市の組合員は「平和公園に市民を入れないなんて、もう戦争だ! 6日朝、シュプレヒコールが聞こえてきたあのデモに日教組奈良市がいたと聞いてうれしい」と共感を表明した。日教組奈良市は、繰り返し時代認識と反戦闘争への決起を論議し、「職場で倒れることも、戦争で殺し合わされることも拒否する!」というスローガンを打ち立て闘い抜いている。そして組合丸ごとの反戦決起、ストライキ決起、組織拡大の実現へ、執行部を先頭に「11月集会に駆けつけよう」と訴え全分会訪問を展開している。
 続く9・22横須賀闘争では、連合指導部の翼賛化を乗り越えて三浦半島教組の内側から決起した組合員が闘いを牽引(けんいん)し、首都圏350人のデモ隊が機動隊の阻止線を撃破。中国侵略戦争の世界最大の出撃拠点である米海軍横須賀基地の正門に迫り、安保粉砕・基地撤去の新たな闘いを切り開いた。また日教組香川三観地区教組は、高松港軍港化阻止闘争の先頭に立っている。
 これらの闘いは、連合・日教組中央の職場支配を食い破り、「反戦を闘う新たな教職員組合」をつくる展望を示している。「戦争だけは絶対に許さない」という教育労働者の階級的団結を力にして職場を猛然と組織し、ストライキをよみがえらせ、戦争を阻む巨大な隊列を現場教育労働者自身の手で登場させる時だ。
 11月3日、広島・横須賀闘争のうねりを何倍にもして、反戦を闘う教育労働者・教職員組合を大登場させ、首都・東京で中国侵略戦争絶対阻止の巨大な反戦デモを巻き起こそう! それは、戦争を必要とする腐りきった資本主義を打倒し、人間らしく生きられる社会を建設する闘いの出発点だ。この人類史を画する闘いの最先頭に教育労働者が立とう!

「多忙化」うち破り闘おう

 とりわけ「多忙化」攻撃に呻吟(しんぎん)する教育労働者こそ、職場で倒れることも戦争で殺し合うことも拒否し11・3に結集しよう!
 「教職員の働き方改革」を始め、「改革」と称するすべては、中国侵略戦争に向かって労働者階級の団結と闘いを解体する攻撃だ。安倍政権以来の新自由主義攻撃による全社会の崩壊と日帝のどん詰まりの危機を、戦争と国家大改造=労組つぶしで強行突破しようとしているのだ。
 文部科学省は教職調整額4%を13%に引き上げ、若手教員に指導・助言するポストを創設し、教諭と主幹教諭の間に「新たな級」を設けた。さらに教員免許を無視した外部人材の投入もうたっている。ふざけるんじゃない! 「教職調整額より現場の人手を増やせ、業務量を減らせ」が現場の要求だ。戦争情勢下における「13%への引き上げ」は、教育労働者を分断し「国家・資本のために死ぬまで働け」という戦争攻撃だ。
 国家・支配階級の戦時体制づくりに対して、「職場で頑張る」では戦争は止められない。「年間6千人の教員が精神疾患」の叫びを踏みにじり戦争に駆り立てる支配階級を打倒する反戦闘争に立ち上がることにこそ未来がある。それを切り開くのが11・3労働者集会だ。

連合倒し首都に大デモを

 「戦争に動員されるのが労働者なら、戦争を阻止する力も労働者にあります」(動労千葉・関道利委員長)。戦前、教育労働者は「死の手配師」として教え子を戦場に送り出し、学校と学校教育が戦争国家支配の要として「少国民」を養成し、保護者・住民を動員してきた。逆に考えれば、全国の教育労働者・教職員組合の反戦決起は、地域社会を揺るがし、子どもたち・保護者・労働者をも突き動かし、帝国主義を打倒する拠点になるということだ。
 全国の教育労働者のみなさん! 目の前で進む戦争に対して組合員に反戦総決起を呼びかけることなくして何の労働組合・日教組か! 日政連議員(立憲民主党)はいくつもの戦争法に賛成している。こんな連中への投票を呼びかける日教組本部は「教え子を再び戦場に送るな!」も投げ捨てたということだ。権力と一体化し翼賛化する組合幹部は打倒するしかない。闘う気のない組合幹部になど何の遠慮もいらない。本気で戦争を許せないならば、一人の決起から戦争絶対反対の日教組を、教職員組合をつくり出そう! 躊躇(ちゅうちょ)している時ではない。直ちに行動に立とう! 総選挙の大反動と対決し、11月3日、首都・東京で巨大な反戦デモを実現しよう!

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米日の中国侵略戦争をとめよう!
10・14教育労働者と自治体労働者反戦集会&デモ
 10月14日(月・休日) 午後1時30分開場・ビデオ上映、2時集会、4時30分浅草デモ/台東区民会館8階・第2会議室(東京都台東区花川戸2―6―5)/主催 首都圏教育労働者集会実行委員会、全国労組交流センター自治体労働者部会

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