大行進、全学連が国会闘争 石破新政権を迎え撃ち

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週刊『前進』04頁(3365号01面02)(2024/10/07)


大行進、全学連が国会闘争
 石破新政権を迎え撃ち

(写真 改憲・戦争阻止!大行進東京と全学連を先頭に国会闘争が闘われ、「中国侵略戦争阻止!」「大軍拡・日米安保大転換に突き進む石破新政権打倒!」のシュプレヒコールをたたきつけた【10月1日 東京・千代田区】)

 10月1日午前11時から、石破新政権の登場を迎え撃つ緊急の国会闘争が改憲・戦争阻止!大行進東京の主催で行われた。全学連の矢嶋尋委員長が司会を務め、「石破は岸田前政権を引き継ぎ、中国侵略戦争とそのための大軍拡、日米安保大転換、労働者に対する解雇規制撤廃などの攻撃に踏み込もうとしている。私たちの怒りと反戦闘争の爆発で石破を打倒しましょう!」と鮮烈にアピールした。
 続いて大行進東京事務局が基調報告に立ち、「中国侵略戦争に突き進む石破政権打倒を」「日米共同統合実動演習『キーン・ソード』をはじめ、激化する中国侵略戦争情勢と対決しよう」「パレスチナ蜂起1年10・7イスラエル大使館包囲、新宿反戦デモを実力で闘おう」「11・3日比谷6千人結集をかちとり、首都・東京を揺るがす大反戦デモに立ち上がろう」と訴え、歴史の分岐点となる11・3までの1カ月を全力で闘うことを呼びかけた。
 大行進神奈川の仲間は、米軍基地に迫る白熱的な実力闘争となった9・22横須賀闘争の大成功を報告し、「非核三原則を変え、憲法9条2項を削除し、緊急事態条項の導入を狙う石破内閣は中国侵略戦争・核戦争推進内閣だ。これに賛成する翼賛野党も茶番国会も粉砕しかない」とアピール。大行進三多摩からは、「労働者人民の反戦闘争をたたき潰すために登場した石破と真っ向対決し、反戦闘争の爆発で11・3日比谷6千人結集をかちとろう」という訴えとともに、10・27横田反戦デモへの結集が呼びかけられた。
 婦人民主クラブ全国協議会からは、女性の怒りを組織して反戦闘争の爆発をかちとる決意が語られた。大行進運動呼びかけ人の森川文人弁護士は「石破はかつてデモはテロだと言い放った。高市よりはましだなんてものではない。戦争前夜の時代を革命前夜に変えるために闘い抜こう」と訴えた。自治体労働者の仲間は「石破が国会で首相指名される今日から10月3日まで、日米の降下訓練が習志野と横田で行われる。中国侵略戦争の準備を絶対に許してはならない」と力を込めた。青年労働者は「石破は、徴兵制が必要だ、戦争動員を拒否する者は死刑にするべきだと言った。こういう連中が青年を戦争に動員することを絶対に許さない。暴処法弾圧の5人を絶対に取り戻し、中国侵略戦争を絶対止めよう」とアピールした。大坂正明さん救援会は、袴田巖さんの再審無罪判決に触れ、「大坂さんの裁判でも、拷問的取り調べで書かせたうその供述調書を証拠に『懲役20年』を言い渡した。絶対に許さない。大坂さんを必ず取り戻そう」と訴えた。
 最後に全学連の齋藤晴輝書記長が「日米こそ中国侵略戦争の放火者だということを徹底的に暴露し、帝国主義を打倒する反戦闘争を巻き起こそう。これこそが石破新政権の登場に対する私たちの回答だ。11・3日比谷に大結集しよう!」と訴え、石破政権との対決の火ぶたを切る国会闘争を力強く締めくくった。
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