団結ひろば 投稿コーナー
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全学連大会に参加して
矢嶋新体制支え反戦を闘う
首都圏大学新入生 C
初めて全学連大会に参加しました。今回の大会では、私を含め、初参加の学生たちが次々と発言し、自国政府打倒の反戦闘争に立ち上がり、社会を変える主体となっていると実感しました。
全学連の活動に参加する前は、ガザ虐殺やウクライナ戦争に対して無力感を抱いていました。しかし、活動を通じて「自分が戦争を阻止し、社会を変える力を持っているのだ」と確信することができました。その確信をさらに具体化できたのが、8・6広島闘争が切り拓(ひら)いた地平を皆さんと共有し、労働者・学生の解放のために、あらゆる差別や抑圧の元凶である帝国主義を打倒しなければならないという全体の一致があった全学連大会です。
今回の大会では、私自身も自己批判を徹底し、内面化されていたブルジョア・イデオロギーを粉砕し、共に闘う仲間として立ち上がることができたと感じています。特に、女性解放闘争は反戦闘争と一体であり、女性の解放は労働者の解放なしには実現できないと確信することができました。
初めて会う人がほとんどの大会でしたが、共に笑い、共に怒り、そして団結して、11月集会に向けて戦争を内乱へ転化する闘いに参加する仲間が増えたと感じました。これからも、矢嶋新執行体制を支える存在として、全学連200人で11月集会に参加できるように引き続き活動していきたいと思います。
障害者は闘いの主体と確信
京都大学 B
精神障害者当該として全学連大会に参加しました。議案に障害者解放について書いていないじゃないか、という旨の批判をし、それに対して全学連の先輩がしっかりと受け止めてくれて、さらに障害者解放論について非常に熱い提起をしてくれました。中でも、「帝国主義にとっては労働者は労働力商品だが、我々(障害者)はその中でも『不良品』扱いなんだ」という部分がすごく刺さりました。今まで生きていて感じていた怒り、絶望というのを、本当に正確に言語化してくれて、資本主義と障害者は非和解であること、討論と団結に基づく労働者の社会にこそ我々の生存の展望があることをつかみ、迷いが晴れました。
1年ほど前の私は、社会に絶望し人とも関わらず、「前進」を読んでスカッとしつつも、自分から政治的行動を起こすということは考えられませんでした。全学連だって健常者の集まりだし、自分にはどうせ能力はないし、とか。しかし今の私は、京大の仲間たちとの討論を経て、全学連大会で戦闘宣言をするところまでたどり着きました。障害者は健常者に「救済していただく」存在ではなく、闘う主体です。また、障害者だから他の障害者の現実を理解できているとは限らないとか、性差別から逃れられているとは限らないとか、主体的な問題も問われます。そういう過程を通ってこそ障害者は真に「政治と暴力」を奪還できる。すべての障害者のみなさん、プロレタリア革命―全人間解放のために決起しよう!
分断のり越えて強固な一致
首都圏大学 柄崎仁成
大会では、いま日本が中国侵略戦争に突き進もうとしているということをはっきり提起しているのが重要である。日本共産党や社民などはこのように認識できず、排外主義に転落しているのはやはり、彼らが根本的には労働者階級を信頼できていないからだと思う。
印象深かったのは、1人の障害者の方の発言だ。障害者として決起すること、さらに彼が自分も加害者であるとして女性差別の現実に立ち向かうと発言したことだと思う。この被抑圧階級内部に持ち込まれる分断を乗り越え、連帯して女性と共に闘うことを決意したのは、その場にいたすべての同志を鼓舞したのではないだろうか。
長らく中国人として生きていた私が日本の反戦運動を信頼できなかったのは、加害者であることを無視してただ「原爆はひどい」といって反戦を唱えるのは自己満足的だし、それで連帯しろというのは押し付けがましいと感じたからだ。かつて在日アジア人民の糾弾で7・7自己批判があり、血債の思想ができたのと同じく、女性、性的マイノリティー、障害者からも問いかけられている。これに対応できずに我々は11月決戦に突き進めないだろう。総括ができない、差別を認識しない党に反戦運動を貫徹する力もないからだ。圧制によってではなく我々の議論が一致をつくり出したのは有意義である。
この一致をもとに我々は団結し、全学連運動の拡大と11月集会での大結集を共に目指していこう!
差別・分断をうち破ると決意
首都圏大学 大場 哲
中国侵略戦争情勢という時代認識と「連帯し侵略を内乱へ」という路線を全学連全体が強固に確信したということが決定的だと思う。これはまさに8・6広島を闘い抜いてきた全学連の実践が大会の提起内容と結びつき、揺るぎない確信につながっているからだ。
そして、そのうえで僕が感動した点は女性、性的マイノリティー、障害者、在日外国人という今まで「政治と暴力」を奪われてきた人々が、全学連と結びつき、資本主義の差別・抑圧を乗り越え、自己解放的な決起が続出したことだ。
とりわけ僕が感動したのはうつ病を患っている人の発言だった。彼は「自分自身は労働者にすらなれないし、革命の主体ではないと何度も思った」と発言したが、それを乗り越えて闘う決意を語った。自分も強い発達障害的傾向を持っている。それは資本主義の中では差別される対象としてある。そのことで自尊心を大きく奪われる経験が何度もあったし、それは革命運動で困難にぶつかる度に何度もフラッシュバックした。
しかし今回をもって私は彼の決起に応えるためにも、障害者解放のためにも一歩も引かず闘い抜くことを決意できた。我々がなすべきことは11月集会6千人という巨大な隊列でもって日本革命をぶち抜き、そして戦争や虐殺、差別・抑圧を必然化する帝国主義の支配を終わらせることだ。その展望を今大会は大きく切り開いたと思う。
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排外主義と対決し沖縄デモ
改憲・戦争阻止!大行進沖縄 赤嶺知晃
改憲・戦争阻止!大行進沖縄は9月22日、定例会と国際通りデモを闘い抜きました。
定例会では、「8・6広島闘争の勝利を総括し、沖縄から全基地撤去、安保粉砕を実現しよう」「11・3集会の6千人結集をかちとるために全力決起しよう」と確認しました。
続くデモでは、自民党による排外主義宣伝に怒りを爆発させました。中国で19日に日本人児童が亡くなったことを、外相の上川陽子を先頭にした自民党連中が利用して必死に排外主義をあおっています。しかし、沖縄での米兵による少女暴行を隠蔽(いんぺい)してきたのは上川です。沖縄の子ども、女性の尊厳を踏みにじっているのが自民党です。青年の「中国侵略戦争阻止!」のコールが国際通りを席巻し、人々の圧倒的共感を呼び、拍手でデモを出迎えてくれる市民もいました。
18日、沖縄県の副知事と駐日イスラエル大使が面談し、副知事は「IT分野での連携について期待する」と語りました。イスラエルはITを軍事転用し、パレスチナ人民やレバノン人民を殺戮(さつりく)しています。パレスチナ人民の血の犠牲の上に成り立つITなど絶対に認められないことを訴えました。
大行進沖縄は10・7パレスチナ蜂起1周年反戦スタンディングをやり抜き、全国の最先頭で大反戦闘争を巻き起こし、11月集会の6千人決起へ攻め上ります。
「死の商人」日鋼室蘭に怒り
北海道 沢口達也
8月の北海道新聞地方版は、日鋼室蘭の発電所や兵器の大型の鋳鍛鋼部門の受注が昨年に比べ8~9割増えたと報じた。
中でも発電所関連製品は45%を占める。日鋼室蘭は原発圧力容器と蒸気発生装置で世界の8割のシェアを持つ。ロシア製以外はすべて室蘭で作られている。福島原発事故以降は受注が落ち込んだが、ウクライナ戦争で息を吹き返したのだ。
兵器では装輪装甲車26台をすでに受注した。今秋までに新工場を着工し、25年度末には戦車の砲身、ミサイル発射筒、護衛艦の砲台を製作する兵器工場として稼働させる計画だ。
日鋼室蘭は戦前、海軍の後押しで民間兵器工場としてつくられた。生まれからの「死の商人」だ。そのため大戦末期に室蘭は艦砲射撃を受けて北海道で最多の犠牲者を出した。
その歴史を反省もせず、室蘭市は室蘭港の特定利用港湾への指定を自ら求めた。室蘭港から琉球弧への自衛隊と軍事物資の輸送に、市として協力するというのだ。市は4月、海上自衛隊大湊基地を訪れ、護衛艦の室蘭港の利用促進と関連施設の建設さえ要請した。室蘭を兵器工場に、室蘭港を軍港に変えようとしているのだ。まさに「毒を食らわば皿まで」だ。
中国侵略戦争への歩みはここまで来た。今こそすべての力を集中して戦争への道を止めよう。