虐殺の元凶=帝国主義打倒を パレスチナ人民と連帯し10・7新宿反戦大デモへ

週刊『前進』04頁(3364号03面01)(2024/09/30)


虐殺の元凶=帝国主義打倒を
 パレスチナ人民と連帯し10・7新宿反戦大デモへ

(写真 昨年東京・日比谷で開かれた11・19労働者集会後、10・7パレスチナ蜂起に応え「ガザ大虐殺やめろ!」とデモ行進)

 パレスチナ人民の10・7蜂起から1年となる10月7日の闘いを首都―全国で爆発させよう。世界支配の維持と延命をかけて中国侵略戦争・世界戦争に突き進むアメリカ帝国主義は、この1年、自らの中東支配の要であるイスラエルを全力で支援し、武器と資金を与え、ジェノサイドの擁護者・共犯者となってきた。米帝の最大の同盟国である日本帝国主義もまたイスラエルを支え、虐殺を推進してきた張本人だ。パレスチナ人民と連帯し、戦争と虐殺の元凶=帝国主義の打倒へ、青年・学生を先頭に巨大な大衆的実力闘争を巻き起こそう。

民族解放の血叫びに応え

 10・7蜂起は、イスラエル「建国」以来76年に及ぶ極限的抑圧と暴力支配、民族抹殺攻撃に対する積もりに積もった怒りの爆発である。それは、パレスチナ人民の民族解放の血叫びを全世界にとどろかせ、パレスチナを蹂躙(じゅうりん)し続けた侵略者、占領者、抑圧者どもに対し、人民が武器を取って革命戦争に決起することが歴史の必然であることを思い知らせた。
 加えて重要なことは、この10・7蜂起が、米帝の中国侵略戦争への本格的突入を背景とした中東戦略の転換(中東からの米軍撤退とそれを補うためのイスラエル軍事支援の強化、周辺アラブ諸国とイスラエルとの国交樹立の仲介)、それに呼応したイスラエルの「新中東」構想、その実現のためのパレスチナ自治区解体・更地化=民族浄化攻撃の切迫を前にした、パレスチナ人民の渾身(こんしん)の歴史的反撃として敢行されたということだ。それは実際に米帝=イスラエルの新たな中東戦略を大破産させ、今やイスラエルの存立そのものを、したがって米帝・全帝国主義の中東支配そのものを崩壊のふちにたたき込んでいる。
 だが、すでに中国侵略戦争に全体重をかけて突き進む以外に延命の道がない米帝は、自らの軍事力を再び中東に本格投入することなど到底できない。ゆえに米帝は、口先で「ガザの人道状況を憂慮する」などと言いながら、現実にはイスラエルがどれほど残虐極まる戦争犯罪に手を染めようと、あるいは米帝の意に反して絶望的にレバノンなどに戦火を広げようと、あくまでも軍事支援を継続しイスラエルを支え続けるほかないのである。
 中国侵略戦争・世界戦争に突き進む米帝はじめ帝国主義こそが、ガザ大虐殺の最大の元凶であり、中東に戦火をもたらしている主犯だ。このことを徹底的にはっきりさせ、自国政府=帝国主義を倒す闘いに全力で立ち上がることこそ、10・7蜂起とその1周年に際し、帝国主義本国の労働者階級人民がとるべき態度であり、ガザ虐殺をやめさせパレスチナの真の解放を実現する唯一の道だ。

連帯し、侵略を内乱へ!

 もとより帝国主義による民族抑圧と植民地支配、それに対する植民地・従属国の人民の民族解放闘争は、帝国主義の残忍極まる暴力支配に抗する闘いとして、今日においては必然的に民族解放・革命戦争の形態をとる。そしてこの闘いは、帝国主義の世界支配を根底的に突き崩す巨大な展望を切り開くとともに、帝国主義本国の労働者階級人民に巨大な衝撃を与え、その階級的魂を大いに揺さぶり、それまでの階級闘争の「平和的」形態を乗り越える内乱的・実力闘争的発展を促さずにはおかない。そして、民族解放・革命戦争と帝国主義本国のプロレタリア革命との結合が、世界革命の現実的展望として切り開かれていくのである。
 だが、そうであればこそ帝国主義は、民族解放・革命戦争を血の海に沈めるための侵略戦争を一層凶暴に遂行しつつ、それと一体で、被抑圧民族と帝国主義本国の人民との結合を断ち切るための排外主義の攻撃を強めるのであり、これとの意識的・主体的な対決は帝国主義本国の階級闘争にとって極めて重大な戦略的課題となる。10・7蜂起に際して鋭く問われ、そして1年を経て今あらためて問われているのはこのことだ。
 日本におけるパレスチナ連帯の闘いを、路上で「パレスチナに自由を」と叫ぶことだけに終わらせてはならない。ガザ虐殺を続けるイスラエルを背後で支え、ウクライナ戦争を果てしなく激化・泥沼化させながら、中国侵略戦争に向かって大軍拡と日米安保大転換を全力で推し進める日帝に対して、今こそ渾身の大反戦闘争を巻き起こさなくてはならない。そしてこの闘いを通じて、労働者階級人民は、自国の政府を揺るがし帝国主義の支配を打ち倒す内乱勢力へと自らを組織しなければならない。すなわち、「中国侵略戦争阻止の反戦闘争を『闘う中国・アジア人民、被抑圧民族人民と連帯し、日帝の中国侵略戦争参戦を内乱に転化せよ』の綱領的・戦略的総路線のもとに組織しなければならない」(革共同第9回全国大会第2報告。本紙3336号)ということだ。
 10・7蜂起から1年となる10月7日、イスラエル大使館を巨万の怒りで包囲し、新宿駅東口を反戦の渦で埋め尽くそう。そして11・3全国労働者総決起集会/改憲・戦争阻止!大行進に6千人の大結集をかちとり、青年・学生を先頭に日帝打倒に向かって日本階級闘争を荒々しくけん引する大隊列を登場させよう。
 その先頭に立つ反帝国主義・反スターリン主義の強大な革命党を労働者階級自身の手でつくりあげよう!
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