「戦争と食」テーマに講演会 前橋に市東孝雄さんを迎え

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週刊『前進』04頁(3363号04面02)(2024/09/23)


「戦争と食」テーマに講演会
 前橋に市東孝雄さん迎え

(写真 市東さんが熱く訴え【9月16日 前橋市】)


 9月16日、群馬県前橋市の県庁昭和庁舎に三里塚の市東孝雄さんを迎え、「お米さえなくなった!9・16戦争と食・農業講演会」が50人の参加で大成功しました。
 司会は高崎金曜行動の木村香織さん。群馬・市東さんの農地を守る会の高階ミチさんの開会あいさつのあと、改憲・戦争阻止!大行進ぐんまの田島俊昭さんが「戦争と食・農業」と題して講演。「米がない歴史的事態は戦争が始まる時と終わる時です。政府は農家と農業を潰して農地を資本と戦争に奪い、農民を低賃金労働者にするとともに、米価下落で労働者を低賃金化させる」と断じ、「8・6広島で切り開いたものを、今度は東京で十倍以上、6千人の大デモを実現しよう」と結びました。
 市東さんが「成田空港は3500㍍の三つ目の滑走路を造ろうとして、これに対し新たな闘いが起きています。耕作権裁判は9月30日結審です。空港会社はおやじの署名・捺印のある確認書も偽造し、裁判所の文書提出命令にも従わない。農家は厳しいですが、種まいてうまくできておいしいねと言われると楽しいです。誇りに思います。健康を保ち、農地を耕して闘っていきます」と語り、拍手が送られました。
 全国農民会議共同代表の小川浩さんが「コメ農家の廃業ペースは過去最大になっています。食料安保は農民の戦争動員であり、市東さんの闘いが重要です」と述べ、三里塚現闘の北里一枝さんは「労働者と農民が連帯し、生きるために闘おう」と訴えました。群馬合同労組の小菅きぬ江さんが市東さんにカンパをお渡ししました。大塚正之さんが10・13―11・3への決起を呼びかけました。主食のない社会はすでに戦争です。怒りをたぎらせ総決起しよう!
(群馬 小林亮)

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