9・22横須賀現地に結集を 米軍基地ゲートへ進撃しよう

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週刊『前進』04頁(3362号03面01)(2024/09/16)


9・22横須賀現地に結集を
 米軍基地ゲートへ進撃しよう

(写真 3月24日に改憲・戦争阻止!大行進横須賀の呼びかけで闘われた「自衛隊へのトマホーク配備阻止!緊急横須賀デモ」)

 9月12日午後、改憲・戦争阻止!大行進神奈川は、米日帝の中国侵略戦争絶対阻止の決意で、横須賀市船越町にある自衛艦隊司令部に対する抗議行動に立ち上がった。結集した大行進神奈川の仲間は、まさにこの時も中国侵略戦争に向けて動く艦隊司令部に対して怒りをたたきつけるとともに、隣接する自衛隊官舎の自衛隊員とその家族に向けて「侵略の銃を握るな」と渾身(こんしん)の訴えに立った。(1面に写真)
 日米政府が進める米軍・自衛隊の「指揮統制の連携強化」のなかで、米海軍第7艦隊と一体で自衛隊の海軍力を一括で指揮し、航空戦力をも運用するのが自衛艦隊司令部であり、まさに中国侵略戦争の司令塔そのものだ。艦隊司令部は、2020年10月に新設された海上作戦センター(地上6階、地下2階)内にある。護衛艦隊司令部など計6司令部が集約され、米海軍将校も常駐する。地下2階の第1作戦室は広大な部屋に大型モニターが設置され、艦隊司令官などが座る席が並ぶ。この作戦室とつながる形で地下1階に司令官執務室が設置されている。他方で道路を隔てた丘には公立中学校がある。堅固な地下司令部に隣接している学校で学ぶ多くの子どもたち。まさに米日帝が進める戦争が「国民を守る」ものでは全くないことを象徴的に示している。
 9月8日からのオーストラリア海軍主催の多国間共同訓練「カカドゥ2024」開会式に参加した自衛艦隊司令官・大町克士は、米海軍第7艦隊司令官と懇談。「自衛艦隊と第7艦隊が強固に連携し、あらゆる事態に対して迅速に対処」「今後の両艦隊の相互運用に係る方策等について改めて確認」したと報じられている(自衛艦隊司令部のSNS)。米日帝の中国侵略戦争参戦は既定方針と言わんばかりだ。
 さらに防衛省・自衛隊は、10月5日から米サンディエゴ沖で、空母への改修を進める「かが」でのステルス戦闘機F35Bの発着艦訓練を、米軍機を使って行うことも発表した。21年の「いずも」での同様の訓練に続くものだ。
 沖縄を戦場としながらの遠征前進基地作戦(EABO)で中国軍の防衛線を突破し、米イージス艦と巡航ミサイル・トマホークの来年度配備を予定する自衛隊イージス艦とが一体で中国軍の基地や政府中枢を攻撃し、さらに米戦闘機を搭載した自衛隊の空母が沖縄・南西諸島へと向かい、そこから出撃する米戦闘機が激しい対地攻撃を強行する。こうしたシナリオの実践に向けて米軍も自衛隊も動き出している。絶対に許せない! 9・22横須賀闘争(1面に要項)への大結集・大デモで、米海軍横須賀基地ゲートへ進撃しよう。
 米帝を基軸とする戦後世界体制を支えてきたのが、米海軍横須賀基地であり、米海軍最大の艦隊である第7艦隊だ。米第7艦隊は1991年イラク中東侵略戦争以来、あらゆる戦争で第一撃を放ち、被抑圧民族人民を虐殺してきた。そして米帝大没落のなかで、横須賀基地は日帝・自衛隊を徹底的に動員しながら中国侵略戦争に向けた出撃拠点になろうとしている。
 また9・22横須賀闘争は、自民党総裁選という大反動・大反革命をぶち破り、「米日帝の中国侵略戦争阻止!」の火柱を打ち立てる決戦だ。自民党総裁選の有力候補の一人で横須賀を地盤とする小泉進次郎は、2022年末の安保3文書の閣議決定に対して「横須賀選出の国会議員としては、国家の基本政策である安全保障政策の推進と地元の活性化が一つにつながることに大きなやりがいを感じています」と述べた。8月15日には靖国神社を参拝し、今総裁選では改憲=憲法への自衛隊明記を強力に進めることを主張している。自衛隊員は資本と国家のために命を捧げろということだ。
 9・22横須賀闘争に大結集し、自民党総裁選の大反革命を打ち破り、何よりも戦争実体そのものである米軍基地に対して徹底的な闘いをたたきつけよう。
(革共同神奈川県委員会)
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