改悪自治法と真っ向対決 労組交流センター自治体部会 自治労大会で反戦決起訴え

週刊『前進』04頁(3361号03面03)(2024/09/09)


改悪自治法と真っ向対決
 労組交流センター自治体部会
 自治労大会で反戦決起訴え

(写真 絶対反戦の闘いへ自治体労働者の決起を訴え、自治労大会会場に向かってシュプレヒコール【8月29日 千葉市】)

 自治労第98回定期大会初日の8月29日朝、千葉市内の会場前に労組交流センター自治体労働者部会が40人超の大部隊で登場。自治労広島市労働組合・福井利明さんの8・6広島闘争勝利の報告を先頭に、「改悪地方自治法と対決し戦争動員を拒否しよう。戦争推進勢力に転落した連合・自治労本部を打倒し、戦争絶対反対で闘う自治労をよみがえらせよう!」と熱烈にアピールした。全国の仲間の訴えは大会代議員・傍聴者の大きな共感を呼び、反戦総決起と11月労働者集会大結集を訴えるビラセットが短時間で800部も手渡された。8・6広島暴処法弾圧署名が47筆、11・3集会への個人賛同だけでなく単組支部の団体賛同がされる画期的な成果を生んだ。

前夜集会で8・6引き継ぐ決戦誓う

 自治体部会は前日の28日夜、動労千葉副委員長・中村仁さんも参加して総決起集会を開催。昨年のG7広島サミット粉砕に続く8・6決戦の歴史的地平を総括し、連合・自治労本部を倒し戦争動員拒否で闘う固い意思統一を行った。ここで得た団結が決定的だった。
 基調報告で大阪・豊中市職の深町加代子さんは8・6原爆ドーム前の闘いが体制内運動をぶち破る論理とストライキ、デモ、座り込みの大きな突破口を開いたと力説。戦争に反対し自国政府を倒す闘いは労働組合本来の役割だったと強調し、中国侵略戦争を阻み帝国主義を倒す階級的労働運動の飛躍と転換をかけて戦時下の自治労決戦に躍り出る意義と展望を明確にさせた。広島市職での大前進を報告し、全国の単組・職場で「国防と反戦」をめぐって自治労を二分する絶好のチャンスが来たのであり、改悪地方自治法と対決する反戦闘争を繰り広げて自治労本部との大党派闘争に勝利し、11月集会6千人結集をかちとろうと訴えた。
 続いて福井さんが広島市職の現状を報告。連日の奮闘が力関係を変え、5人の市職労働者が連名で松井一實市長に対する集会禁止反対の申し入れに加わる感動的な決起を生み出した。8・6勝利後の職場の雰囲気も一変し、松井を断罪する人も出てくる劇的な状況を語った。
 全国の仲間が次々と発言。8・6決起に対する職場の同僚の支持と共感、イスラエル大使招待をめぐる広島と長崎の対応についての考え方、改悪地方自治法との闘いなどについてしっかり議論し、翌日の自治労大会で訴える絶対反戦の闘いの路線内容をいっそう研ぎ澄ますものとなった。

全国で反戦に立ち11・3都心デモへ

 8・6広島集会弾圧で反戦反核闘争を潰そうとした岸田・松井、それを支える連合・自治労本部らの意図は打ち砕かれ、戦争絶対反対で闘う労働組合再生の機運が全国で満ちている。それを形あるものにするのが11・3集会オルグだ。6千人の都心デモで中国侵略戦争阻止、日帝・政府打倒の新たな時代を切り開こう。
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