東海第二再稼働阻止を 「いばらき大集会」に600人

週刊『前進』04頁(3360号04面04)(2024/09/02)


東海第二再稼働阻止を
 「いばらき大集会」に600人

(写真 原発再稼働と核武装への危機感と怒りがあふれた「STOP!東海第二原発の再稼働いばらき大集会」【8月24日 茨城県水戸市】)

 8月24日、「STOP!東海第二原発の再稼働いばらき大集会」が、茨城県水戸市駿優教育会館にて600人の結集で開催されました。改憲・戦争阻止!大行進茨城は、NAZEN東京の仲間と共に、集会とデモの中軸を担って闘いぬきました。
 岸田政権が7基の原発を再稼働する方針を示し、日本原電は東海第二原発の防潮堤工事を行い再稼働を策動してきました。原発再稼働と核武装攻撃に対する危機感と怒りがあふれた集会でした。
 各界からの賛同人7人の訴えと能登半島・志賀現地からの講演が、原発は廃炉しかないことを突き出しました。①東海第二原発運転差止訴訟で、水戸地裁判決は「90万人を超える人は避難は出来ない」ため、再稼働を認めなかったこと、②日本原電による防潮堤工事の不備が暴露され、23日には安全対策工事完了時期を2026年12月まで2年間延期すると発表されたことが明らかにされました。
 特別講演「能登半島地震と危険な原発再稼働」で、講師の北野進さん(志賀原発を廃炉に!訴訟原告団長)は「能登半島地震で地面の隆起が起きた。危険な原発を廃炉にしなければならない」と訴え「珠洲原発計画は粉砕した。志賀原発の廃炉に向け闘っていく」と宣言しました。
 私たちは会場内外で、10月6日の水戸でのパレスチナ・ガザのドキュメンタリー映画上映とデモへの参加を呼びかけました。自衛隊への名簿提供に反対する署名活動を展開し、戦争絶対反対の闘いを訴えました。
 再稼働を進める政府の意図をしっかりとらえることが大事です。世界では戦争が始まっているという事実です。その戦争は核戦争です。そこに本質があります。広島から核抑止論を打ち出し、被爆者の闘いを踏みにじり、反戦反核闘争をたたきつぶそうとする攻撃です。「核抑止」や「拡大抑止」をふりかざした核武装攻撃。反原発闘争の怒りの軸はここにあります。侵略戦争・核戦争に突き進む自国政府を打倒しよう。
(改憲・戦争阻止!大行進茨城 A)
このエントリーをはてなブックマークに追加