星野・大坂闘争の一体的発展を 星野再審連絡会議が全国総会 全力で国賠勝利・無罪奪還へ

週刊『前進』04頁(3360号04面02)(2024/09/02)


星野・大坂闘争の一体的発展を
 星野再審連絡会議が全国総会
 全力で国賠勝利・無罪奪還へ

(写真 基調報告に立った狩野共同代表は、星野闘争の力で大坂さんの控訴審に勝利しようと訴えた【8月25日 東京都足立区】)


 8月25日、星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議の2024年全国総会を都内で開催し、60人が集まりました。前日の大坂正明さん奪還集会と一体で大成功を収めました。
 最初に大坂さんから寄せられた、反戦闘争と全ての被収容者の医療を勝ち取るものとしての星野国賠闘争勝利を訴えるメッセージが読み上げられました。
 共同代表の狩野満男さんが基調報告を提起。8・6原爆ドーム前集会の圧倒的勝利を確認し、「続々と若き星野さん、大坂さんが生まれている。星野文昭さんを獄死させた国を追いつめている星野闘争の力で、大坂さんの控訴審闘争に勝利しよう。全国で大坂さん解放署名を集め、必ず大坂さんを生きて取り戻そう」と訴えました。「星野闘争を大坂闘争として新たに転換・発展させ、渋谷暴動闘争の正義と、大坂さん奪還・星野国賠勝利を次元を超えた運動として生まれ変わらせよう」と結びました。
 星野国賠弁護団の土田元哉弁護士が「星野国賠は最終局面。10月3日の第22回口頭弁論で徳島刑務所長(当時)と東日本成人矯正医療センター医療部長の証人採否が決まる。星野国賠は獄中医療問題を突破できる最大の闘いだ」と訴えました。大坂弁護団の山本志都弁護士は「大坂さんへの昨年12月の懲役20年判決は、戦後の裁判のあり方を根本から否定するものだ」と弾劾し、控訴審に向けた闘いを報告しました。
 全学連は8・6広島の闘いを報告。大坂さん救援会事務局の杉浦文俊さんが国家権力を圧倒する裁判闘争を闘おうと呼びかけ、米山實則さんが「高松1千人闘争を切り開いた星野闘争が、大坂さんを無罪で奪還する闘いを全力で闘おう」と訴えました。
 続いて事務局の私・神藤猛雄が、星野さんや大坂さんが人生をかけて闘ってきた反戦闘争・沖縄闘争に敵対し、星野闘争を破壊する「みやぎの会」を弾劾し、星野全国再審連絡会議から追放する決議案を読み上げました。
 自由討論で14の救援会が、大坂闘争を星野救援会が全力を挙げて闘おう、会の名称を含めて星野闘争・大坂闘争を一体的につくっていこうと発言しました。「みやぎの会」追放決議も全体で確認されました。
 家族から星野暁子さんが「大坂さんへの懲役20年判決に対しては大きな運動をつくることが求められている。星野闘争がそれに全力で応え、星野・大坂で一体的に進んでいこう。文昭は獄中で愚痴のような形で苦しさを訴えたことはない。星野を侮辱するみやぎの会の追放決議には賛成だ」と力強く訴えました。
 最後に狩野さんが総会の大成功を確認し、「大坂闘争を星野闘争が全力で担い、11・3労働者集会6千人結集を実現しよう」と訴えました。
(星野全国再審連絡会議・神藤猛雄)

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