8・24集会 大坂正明さんのメッセージ 反戦闘争の発展で控訴審勝利へ

週刊『前進』04頁(3360号04面01)(2024/09/02)


8・24集会
 大坂正明さんのメッセージ
 反戦闘争の発展で控訴審勝利へ


 面会した方から、8・6広島闘争の報を受けました。前日から徹夜でドーム前に座り込み、早朝の排除攻撃をはねかえし、圧倒的に勝利したとのことでした。歴史的勝利であり、大きな転換点になるとも述べておられました。写真を見ると全学連の諸君が最前列で市当局や機動隊と対峙している場面がありました。固いスクラムを見ると、体を張っているとの表現がピッタリです。この日の参加者全員が勝利感でわきたっているとのことですが、私も皆さんとともに感激、感動しているところです。この8・6闘争の勝利は、これからの反戦闘争の地平を大きく切り開いたと思います。
 この勢いをもって、11月全国労働者集会への組織化に勝利することが強く求められています。権力の側はこの8・6を屈辱としてとらえ、反戦闘争弾圧を大きくエスカレートさせることは不可避です。これに打ち勝つためには組織戦の強化をかちとることが必要であり、11月までの過程はその決戦となります。
 岸田を打倒しましたが、次の政権に誰が就こうと戦争体制構築の攻撃はけっしてやむことはありません。いっそう絶対反戦の闘いを強化しましょう。
 ところで私の控訴審のスケジュールはまだ決まりません。現在の私の感触では、やはり大して期待など持てないといったところです。十分審理することもなく、ただちに控訴棄却があるかも、と思うのです。
 論理的には勝つことができても、政治的に劣っているからです。一審がまさにそうでした。一審ならば、かの爆取裁判のように無罪あるいは微罪があるかもしれないと考えたことはありますが、強力な政治性の前に20年の判決が出されたのでした。これは個々の判事の問題というより、裁判所総体の政治性によって打ち出された判決です。だから私たちが政治的に圧倒しないかぎり控訴審に勝てそうにないということになります。つまり私の裁判は法廷ではなく政治の場で勝敗が決められるということです。そのため外での皆さんの闘いに大きな比重がかけられていると思います。
 そういう意味で本日の集会を、8・6広島での勝利感をもって裁判所を突きあげる闘いとしてほしいと願っています。鍵は反戦闘争、沖縄闘争の強化・発展にあります。この中でこそ対裁判所闘争の発展もあります。夏の暑さはピークを過ぎたと思いますが、秋こそ政治の季節です。皆さんのいっそうの奮起を期待しています。
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