評価で賃金を決めるな 東村山 ベストライフでスト

週刊『前進』04頁(3359号02面06)(2024/08/26)


評価で賃金を決めるな
 東村山 ベストライフでスト

(写真 スト通告後、 社前でアピール【7月31日 東村山市】)

 多摩連帯ユニオンベストライフ東村山分会は7月31日、10年ぶりの終日ストライキを闘い抜きました。
 組合はこの間、基本給一律2万円昇給、一時金一律2カ月分などを要求してきました。しかし有料老人ホーム・ベストライフ資本は「評価(会社への貢献度)で決めることが適正」と拒否。7月昇給を超低額で済ませてきました。「労働者を分断する評価制度はもう許さない。離職が多いあり方を変えよう」とストライキに入りました。
 当日朝、職場前に三多摩地域の仲間を始め医療・福祉労働者約20人が集まり、スト通告後は、社前集会を行いました。
 今回は反戦ストとしても重要でした。昨年、戦争に突き進む岸田は、コロナを5類に移行させて余った金を軍事費に回すことを画策し、ベストライフ資本もこれに乗じてコロナ特別休暇、特別手当を廃止。ストで「私たちは感染と隣り合わせで働いているのに許せますか」と訴えました。
 その後、東村山駅前で街頭宣伝を行い、スト支援と8月18日の東村山での「琉球弧を戦場にするな」上映会を呼びかけ、東京高裁の国鉄1047名解雇撤回裁判闘争に合流しました。
 ストは職場の問題にとどまらず、階級闘争全体の前進のために考え決断しました。この過程で現場の多くの課題も伝わってきました。8・18上映会は初参加の方が大半で8・6広島の地平から「11・3労働者集会に集まろう」との発言が続き大成功しました。その後、街宣も行いました。11月に向け前進しましょう。
(多摩連帯ユニオン・D)
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