8・6広島原爆ドーム前へ 全国学生に訴える 実力で原爆ドーム前解放を マルクス主義学生同盟中核派広島大学支部
8・6広島原爆ドーム前へ
全国学生に訴える
実力で原爆ドーム前解放を
マルクス主義学生同盟中核派広島大学支部
全国の学生は8月6日、広島現地に結集しよう! 松井一實市長―右翼―警察一体の集会禁圧を、前夜からのドーム前座り込み実力闘争で跳ね返し、中国侵略戦争=世界核戦争を絶対に阻止しよう!
米日帝国主義は7・28日米外務・防衛担当閣僚会合(2プラス2)で4・10日米首脳会談の合意事項をさらに具体化し、米軍の核戦力の日本配備も含む「拡大抑止」の閣僚級会合を行った。中国侵略戦争を核戦争として本格的に遂行していくということだ。絶対に許すことはできない!
出口のない危機にあえぐ米日帝は、本気で核戦争を始めようとしている。今年の8・6ヒロシマは核戦争を止められるかどうかの歴史的な分岐点になる。
原爆投下を居直り核攻撃辞さぬ米帝
核兵器こそ、帝国主義が人を人とも思わない、人間社会と徹底的に相いれない存在であることを鮮明に示すものだ。
3月には共和党の米下院議員が「ガザを長崎や広島のようにすべき」と発言。これに続き、5月米上院歳出委員会の場で米軍制服組トップの統合参謀本部議長ブラウンと国防長官オースティンが「広島、長崎への原爆投下を支持するか」との質問に「それが世界大戦を終わらせた」と回答した。これらはイスラエルへの軍事支援を増強し、「手っ取り早く」ガザ虐殺を完遂する立場から言及されたものだ。帝国主義の延命のためなら、核を落とし、女性も子どもも殺しつくす大虐殺を何度繰り返しても構わないというのがやつらの本音なのだ。
パレスチナ・沖縄と結ぶ被爆者の怒り
被爆者の存在と闘いは、この帝国主義の本性を暴くものだ。被爆者の怒りは、帝国主義と闘う国際労働者階級の闘いと結合し、自らも日帝のもとで侵略戦争に加担させられてしまったことへの痛苦の反省のもと、二度と侵略戦争を繰り返させないと誓い、民族解放の闘いと結びつき、巨大な力となって爆発してきた。
米日帝が中国侵略戦争を核戦争として行うための本格的準備を始めた今こそ、戦後一貫して不屈に闘い抜かれてきた反戦反核闘争の真価が問われている。広島市長・松井は、ガザでジェノサイドを続けるイスラエル、それを背後で支える米欧日帝国主義の側に立って、どれほどの非難があってもイスラエル招待を傲然(ごうぜん)と居直り、警察力を動員して8・6集会を禁圧することを決定したのだ。この集会禁圧は、何よりも被爆者が反戦反核で立ち上がることを抑圧するものとしてかけられている。被爆者の怒りが、世界的に実力で打ち抜かれている反戦闘争と結合することを恐れているのだ。
帝国主義打倒する歴史的決戦の時だ
あらゆる弾圧をはねのけ、反戦反核の8・6ヒロシマ闘争を実力で貫徹しよう。反戦反核集会を禁圧し、虐殺者イスラエルを招く「平和式典」と、核戦争を絶対に止めるための実力闘争の、どちらに正義があるかは明らかだ。
昨年5月G7サミット粉砕闘争は、警察2万4千動員の戒厳体制を突き破って実力闘争を貫徹し、被爆者の怒りを解き放った。昨年よりも飛躍的に加速している核戦争危機に対し、体を張って闘うことが被爆者の怒り、無数の労働者・学生の決起を解き放つ。アメリカでも逮捕を辞さないパレスチナ連帯の学生の実力闘争が爆発し、巨大な闘いとして全米・欧州にも拡大している。この米学生の闘いに続こう。
全学連は、4・28沖縄デー―5・15沖縄現地闘争―6・9全国闘争と、連続した実力反戦闘争の先頭に立った。この闘いに展望を見出し、層をなして結合してきた仲間とともにスクラムを組み、戦争絶対反対の大衆的実力闘争への展望を切り開いてきた。歴史的な大衆的実力闘争をもって被爆者の怒りと結合しよう! 世界核戦争に突き進む帝国主義を打倒する8・6闘争に大結集しよう!