8・6広島原爆ドーム前へ 反戦の声、今こそ広島から 8・6ヒロシマ大行動 実行委員会共同代表 室本けい子さん
週刊『前進』04頁(3355号02面02)(2024/07/29)
8・6広島原爆ドーム前へ
反戦の声、今こそ広島から
8・6ヒロシマ大行動 実行委員会共同代表 室本けい子さん
(写真 栗原貞子さんの反戦詩を掲げる室本さん)
7月21日、8・6朝の平和公園規制を問題視する集会が日本ジャーナリスト会議広島支部の主催で開かれ、会場から8・6ヒロシマ大行動実行委員会共同代表の室本けい子さんが発言した。その要旨を紹介します。(編集局)
8・6原爆ドーム前集会弾圧で5人が逮捕されて5カ月が経ちました。接見禁止のまま裁判も決まらず、広島拘置所に勾留されています。
私たちは〝テロリスト〟ではありません。8月6日の原爆ドームの朝デモは、2011年福島で原発が爆発した後、これは広島の責任だ、広島がもっと正しく伝わっていたら原発を造るはずがなかったし、福島事故も起こらなかったかもしれないという思いで12年から始まりました。
沖縄やいろんなところで戦争準備をしている安倍首相にしろ、岸田首相にしろ、そんな人が平和公園に来る資格などない! 岸田は帰れと言いたいわけです。それがうるさいと拡声器規制条例を作ったり、私たちの運動に規制をかけてきました。
私たちは、核兵器はどこにも使ってはいけない、過ちを再び繰り返してはならないと集会を持っています。「戦争放棄誓いしわれら いつの日、いかなるいくさにも加担するまい 平和を平和を世界と共に」、これは栗原貞子さんの詩です。反戦第一の私たちの行動が、戦争をやろうとしている人たちには一番邪魔だったんだと思います。
どうか皆さんもいろんな形で、一緒に行動しましょう。G7サミットの時にも私たちはこのプラカードを持って、「戦争会議やめろ」というデモを7本組みました。その中で逮捕者を出したりしましたが、やりぬいて本当に良かったと思っております。
広島から反戦反核反原発を言わなくて誰が言うのか。核時代の始まりは広島からなんだから、今こそ私たちは声を上げ続けなければならないという思いで、今年の8・6を頑張ります。(拍手)