団結ひろば 投稿コーナー

発行日:

週刊『前進』04頁(3354号04面04)(2024/07/22)


団結ひろば 投稿コーナー

若者とパレスチナ反戦デモ
 新潟 荒畑隆夫

 盧溝橋事件から87年となる7月7日、炎天下の中、新潟市中心部・万代のメディアシップ前で、岸田政権打倒、イスラエルによるパレスチナ虐殺抗議の反戦デモを行いました。昨年以来、4回目の新潟中心部でのデモです。
 当日の万代は買い物客も多く、デモ前の街宣とあわせて、新潟の各地で開催される映画「琉球弧を戦場にするな!」上映会をアピールするビラまきを行い、沖縄での米兵による女性への性暴力事件に対して怒りの声を上げ、米軍基地とそれを支える日米安保体制に原因があると弾劾しました。
 ガザ虐殺に声を上げている青年は、「ガザではほとんどの住居が破壊され、厳しい暑さの中、テント生活を強いられている中でイスラエルが空爆を続けている。医療が崩壊し、水や食料も届かず、衛生環境が悪化している。一日も早く戦闘を終わらせるために声を上げよう」と発言しました。高校生が街宣から参加、またデモの途中からは中学生のグループが合流し、新潟駅までのデモを貫徹しました。
 これからも若者たちと共に戦争反対の声を上げ続けます。

松山反戦デモに青年が合流
 改憲・戦争阻止!大行進えひめ 岡本啓三

 7月7日、改憲・戦争阻止!大行進えひめが主催して松山反戦デモを闘いました。百貨店前の広場に集まりマイク情宣とビラ配りで行動アピールをしました。
 代表の私から「日本周辺では自衛隊が対中国の軍事演習を繰り返している。戦争推進の岸田を今すぐ倒そう。反戦反核運動つぶしの弾圧を許さず、8月6日の原爆ドーム前集会を1千人の結集で闘いとろう」と呼びかけました。愛媛県職員労働組合の中村圭司委員長は「改悪地方自治法は成立したが、職場の仲間が戦争動員を強制させられないように労働組合として全力で闘っていく」と決意を述べました。元郵政労働者は「今日は盧溝橋事件の日。岸田政権は米国と共に再び中国侵略戦争に向かっている。絶対に阻止しよう」と発言。「米国の世界支配と闘っているパレスチナと連帯しよう」「沖縄の基地強化や米兵暴行事件は植民地そのもの」など参加者が次々とアピールしました。
 最初は20人弱の集まりでしたが、ビラを受け取った女性が集会とデモに参加、2人組の若い女性も途中までデモに入ってくれました。そして10人くらいの青年グループが合流し、のぼりとメッセージボードを掲げて「戦争反対!」のコールを元気に上げていました。全体の参加者は30人を超え、次回10月の行動へ弾みがつきました。

小松島基地の葬送式に抗議
 改憲・戦争阻止!大行進 徳島 井川 実

 6月30日、海上自衛隊小松島基地で、4月に起きたヘリ墜落事故で死亡した隊員の葬送式が行われました。
 これに対し、改憲・戦争阻止!大行進徳島は「隊員を英霊にするな!」「小松島港の軍港化反対」「中国への戦争反対」の抗議のプラカードを掲げました。
 1年前、首相が参列した陸上自衛隊ヘリ墜落事故の葬送式とは打って変わり、完全非公開。参列の女性が「遺族の気持ちを考えろ!」「国際情勢も考えずに、この非国民!」と罵声を投げかけました。
 私たちも葛藤し、議論しました。そして、「自国政府の戦争に反対するとは、この葛藤を乗り越えていくものだ」との結論になりました。
 とりわけ、この事故では岸田首相、台湾で「戦う覚悟はあるのか!」とあおった麻生は何の処罰も受けていません。事故が起きた4月には裏金問題で追及されていました。
 一方、「隊員が死ぬ」と、街はどうなるか。重い沈黙が覆います。職場でも街角でも、事故に触れられない。岸田や麻生、支配階級の連中は、この沈黙を待っている。死者への弔い、沈黙の時間。この時を待っていたかのように「国家のために闘ってくれた勇士」「英霊」として祭り上げる。物言わぬ犠牲者を戦争推進の旗頭にする。国家暴力で「神」に仕立て上げる。そのために戦争には「沈黙」が必要なのだとわかりました。
 「軍服を着た労働者」である彼らと本当に結びつけるのは、階級的労働組合です。8・6ヒロシマ弾圧で完全黙秘・非転向で闘う5人を先頭にする「大行進」です。その思いを強くしました。

今にこそ生きる『なになす』
 東京 大空 茜

 党学校での『なにをなすべきか』(レーニン著)の講義、最高に面白かったです。私は古典が苦手なのですが、この『なになす』だけはよ~くわかりました! そして「古典ではなく現代書だ」と思いました。なぜなら「今の私たちがなにをなすべきか」がたくさん詰まっていたからです。
 特に重要だと思ったところは「『批判の自由』を要求するのは、革命党の根幹にかかわるような『意見の相違』を持っており、革命党内にとどまって宣伝しようとしているから」「大衆の自然発生性と社会主義者の意識性」「『宣伝』と『扇動』の違い」「職業革命家とはなにか」「新聞の持つ宣伝・扇動・組織性」などです。
 私は最近、「戦争を止め世界革命を実現するために、月160時間も労働に奪われていていいのだろうか? 常任になって毎日街頭に出るべきではないか? でも『戦争を止める組合を作りたい』とこれまで闘ってきたのに、今仕事を辞めていいのか?」と、モヤモヤしていました。
 しかし、学習会で「職業革命家のことを単に〝常任〟とだけ解釈するのは一面的。労働現場で働いていたとしても、革命運動の必要な一環として意識的に位置づけ、全人生を革命運動に捧げる覚悟を持ち、原則的に遂行する人は、まぎれもなく職業革命家なのである」と説明され、「これだ!」と非常にスッキリしました。
 みんなが「職業革命家」になったら革命は実現できる! 全人生を懸けてともに闘いましょう!

このエントリーをはてなブックマークに追加