組合つぶしの解雇許すな 鈴コン分会が第3波スト
週刊『前進』04頁(3354号03面02)(2024/07/22)
組合つぶしの解雇許すな
鈴コン分会が第3波スト
(写真 社前アピールで先頭に立ってほえる吉本分会長【東京都板橋区】)
7月5日、東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会(鈴コン分会)は第3波のストライキを決行しました。この日は15年前の2009年、職場に労働組合を結成した日です。
午前7時30分から1時間、東京西部ユニオン、東京北部ユニオン、東京西部労組交流センター、全学連の仲間など20人が鈴コン工場の門前に結集しスト突入のアピールを行いました。
職場では4人が65歳を過ぎてもミキサー車の運転手として働いています。3年前の佐藤重夫副分会長の65歳解雇、今回の吉本伸幸分会長の解雇は組合員であるが故の不当解雇であり、不当労働行為そのものです。このストライキは労働者の権利を守るための重要な行動です。労働組合として譲れない闘いであり、参加したユニオンや学生の仲間が、職場の仲間に団結して声を上げることの重要性と闘いへの決起を訴えて、連帯の力を示しました。
社前アピール後は集会を行い、日本機械工業労働組合の山口弘宣委員長から鈴コン分会へ連帯の檄布をいただきました。その後、スト支持を訴えるビラを工場周辺の舟渡地域に数千枚配布し、正午前には工場に戻り、門前で2回目の抗議活動を行いました。3波のストは、職場でも地域でも支持と共感をかちとっていることを実感しました。
午後3時からは動労東京環境アクセス支部の組合結成通告に合流。当日に第2波のストライキを決行した一陽会労働組合、動労総連合、動労千葉、東京労組交流センター、各ユニオンの仲間など約50人が集まり、本社役員を慌てさせる行動となりました。
その後、上野駅前で大街宣。通行人2人が飛び入りで発言し、一日ストライキ実力行動は大成功で終了しました。このエネルギーをもって解雇阻止で闘うぞ!
(東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会分会長・吉本伸幸)